ローマは一日にして成らず...
題名ほどの大事業ではないのですがクラウドファンディングへの道と称して書き始めたマガジン投稿、Makuakeサイトでのプロジェクトも残り3日を切りました。予想外のサポート数をいただき感謝しております。
作り手冥利に尽きる
Makuakeのプロジェクトページに実行者の活動レポートページがあります。これはプロジェクトを立ち上げてから進行状況・開発に向けた裏話・開発メンバーの紹介など応援くださってる皆様に進捗状況をお知らせする時に更新したりするところです。
その投稿に対して応援くださってる方からコメントをいただけたりします。
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今回、実行者さんに刺激されて素人ながら使われている素材や技術などを調べてみました。tiotioとかテラックスクールとか最先端の技術だし、マスクの各部位に使われる素材なども、確かにここの部位はこの生地がふさわしいねって思える感じで、よく考えられているなぁと感心しました。
..............めっちゃ嬉しいやん♥(慣れない関西弁で)
このように興味を持っていただいて、共感してくださると素直に嬉しいです。まさに作り手冥利に尽きるといったところです。
と、喜んだ矢先に.....
応援くださった方々の期待に対応しようと冷感機能をプラスする事をnoteに書きました。少しでも良いモノをと気持ちも上昇していた矢先に問題勃発!予定していた加工が座礁してしまったのです。
以下、Makuakeサイトの活動レポート.....↓
いよいよプロジェクトも残り3日を切ったところでサポーターが1000人を超えました。心より感謝いたします。
さて、本日は予定してました追加機能の冷感加工についてお知らせいたします。夏に向けて冷感機能への期待に応えるべく追加加工として取り上げた「テラックスクール」について申し上げます。テラックスクールは放熱・遮断効果による冷感持続機能を出すための加工ですが、顔料プリントという技法で加工します。
そもそも顔料とは?
物体を一定の色に着色する物質。水・アルコールにとけず、着色する物体ともまじらず、不透明なもの。塗料・インクの原料。絵具のような物ですね。
今回その加工を地肌に触れないよう生地の裏面にプリントする予定でした。添付画像をご覧下さい。柄模様になっている事が確認出来ると思います。色が濃い部分がテラックスクール加工がかかっている部分になります。そう顔料プリントによって色が変色する事が判明しました。
生地裏(ここでは表になります)へ影響を及ぼす加工になりますので、お肌への影響も考えますと今回のマスクのような顔に着用するアイテムに対しては未知ですので控えた方が良いと判断いたしました。
テラックスクールは本来1番機能を発揮するのはナイロン系の素材になります。今回のマスクは天然素材を活かしたコンセプトでしたのでナイロンに変える事は選択肢としては無しでした。綿でもパフォーマンスはやや落ちるものの効果はあるとの事で踏み切りましたが、トータル的な確証が得られないため中止とさせていただきます。
その代わりに『 パラクール IDA 』という加工による『 吸湿冷感 』を採用することにしました。こちらは人の汗や湿気を吸収し冷感成分が溶解・吸熱することで冷たく感じる効果を得られるものになります。加工に用いる材料?成分?加工開発者ではないので詳しくは最後のURLでサイトをご覧下さい。その原料としてキシリトール・エリスリトールが用いられるものとなります。
キシリトールは皆さんも聞いた事があるのではないでしょうか?お口の中スッキリ!キシリトールの力!などすっきりして虫歯になりにくい成分?天然素材の甘味料、キシリトールは自然界に存在する天然の5炭糖の糖アルコールで多くの果実や野菜の中に含まれ、また人体でも作られ冷涼感のある甘味質となります。
エリスリトールは個人的には馴染みのない呼称ですが、同じく天然由来の甘味料の一つです。キシリトールやソルビトールと同じ糖アルコールの一種類でカロリーゼロの甘味料との事です。
こちらの加工の方が今回のマスクには適しているのでは?と判断しました。
最後に.....
抗菌消臭・抗ウイルス加工の高島ちぢみにつきましては事前に用意をしていたので問題はございません。しかし冷感加工につきましては当初予定していなかったため数量が確定してからの作業となりますので最短6月中~お届け予定の物につきまして納期の遅れが生じるだろうと予測されます。大変申し訳ございませんがご理解いただきたく存じます。
出来る限り正確に作業して速やかにお届け出来るよう努力いたします。
皆様への発送を終えるプロジェクト終了日まで何卒よろしくお願い申し上げます。
パラクールIDA
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http://www.paragium.co.jp/topics/pdf/paracool.pdf
たかがマスクされどマスク
ホントそうですね。
決して軽くは見てませんでしたが、実際とりかかると色々壁にぶち当たります。形状・機能・付随する快適性と安全性....上げ始めるとキリがないです。そして自分なりにここまでこだわっても欠点や配慮が足りないところは必ずあると思っています。
今回のマスク作りを見て仕事として他のマスクも作る事となりました。またそれについてもクラウドファンディングの道へ以外で上げようと思います。
プロジェクト自体は発送完了まで続きますが、企画としてのマガジン、クラウドファンディングへの道は今週を持って一度終了とさせていただきます。(マガジンを一旦閉じる予定です。)
それではまた!
まだまだ残り2日更新投稿目指します(笑)