魂こがして
リクエストした『 LOFT 』のロゴが送られてきた。勝手に想像していた形状と違っていた....魂が宿ったようなロゴだ!
Logo
ぉお....これはどうしよう。刺繍するにしても直接は編み生地の市松柄が崩れそうで難しいし、プリントもマスクに直接は難しそう。後から考えると市松柄とロゴを合わせたプリント生地を作ればよかったか!?など色々思うところがあったが、進行している素材で前に進むことにした。
Hさんとロゴの表現方法を打合せしていた時、会話の中でロゴの由来を聞いた。「このロゴは当時の新宿ロフト時代に " ARB _ Alexander Ragtime Band"の石橋凌さんが書いてくれたロゴなんですよ。」.....なんですと!そ・それはっ!
学生時代ARBにどっぷりハマった時代があった。日比谷の野音のLIVEにも行った。石橋凌が大好きである。キースは見た目怖いが大好きである。まだ今のようにカラオケも充実してなく新宿3丁目にARBのレアな歌が歌えると分かると、そのお店に通い続けたり(笑)などなど当時の思い出が蘇ってきた。正直俄然やる気がでた!というトコでしょうか。
生地も「魂こがして」
生地自体が焦げたら大変ですが、魂だけは当時の想いも含め焦がしてのぞむ(笑)分かりやすい奴だな~。
両面選針・・・聞き慣れない言葉ですよね?白と黒の市松を表裏が交互に編み込まれたダブルの生地、色の変わり目の部分で表裏が繋がっている物になります。手に取ると繊細で手の込んだ生地。マスクに必要か?(笑)いえチェック柄は嫌!市松...それも中~大柄の物で作りたい!そんな思いからコスト度外視で作り始めました。
実際マスクの為に使う分量は大した事ないのでオリジナルで作ると量産の為の生地コストには絶対ならない。でもHさんを筆頭に企画に携わってる新宿LOFTの皆さんの思いをカタチにしたかった。
まぁ~作ってる自分も楽しくやらせていただきました(笑)
何よりHさんとの会話が全くネガティブトークがない。駆け引き(コストなどモロモロ)もない。意味ある良い物を作ろうと一致していたので楽だった。生地が上がってくるのが待ち遠しかった。
デザイン画もARBをガンガン聴きながら進めた・・・・
Design
今回の目的はオシャレマスクではなく、抗菌消臭・抗ウイルス機能を入れ、更に市販フィルター等を入れる事が出来るようポケットを加えた純日本製のガチマスク作り。魂の入ったマスク🎤🎸.....
この柄の間を狙って「LOFT」を入れるのは至難の業
10枚とかなら出来たとしても、量産は無理!
そしてガンガンにノッて作業を進めたのは良いがマスクの左(LEFT)と右(RIGHT)を間違える痛恨のミス!
こちらもマスクの左(LEFT)と右(RIGHT)を間違える痛恨のミス!
最終的に「LOFT」をプリントしたネームをタタキつける事に落ち着く。
あとはGW明けの生地上がりを待つのみ。