「折りたたみスマホ」あれこれ
【横折り・縦折り】
「折りたたみスマホ」が少しずつユーザーを増やしている、というのが実感だ。この「折りたたみ」には2種類ある。
1.横に折りたたむもの
2.縦に折りたたむもの
なんだが、この2つは完全に似て非なるもの、という感じだ。
1.横折は「普通のスマホ+タブレット」
2.縦折は「よりコンパクトに持ち運べる普通のスマホ」
というように覚えておくと良いだろう。営業などで頻繁に説明のために大きな画面を持って歩きたいが、スマホでは画面が小さすぎる、という場合は「横折タイプ」がいいだろう。
一方「できるだけデジタル生活からは離れていたいが、家族や友人からの連絡の通知はすぐにキャッチしたい」という場合は「縦折タイプ」という感じになるだろうか。
【「ガジェット心をくすぐる」のが「折りたたみスマホ」】
いまはとにかく持っている人が少ないので、ガジェット好きの気持ちをくすぐるのが「折りたたみスマホ」だ。ごく特殊な場合を除き、おそらくそれだけが、この種のスマホを持つ理由だろう。
【「折りたたみ」は、こんなところが不便】
実際に折りたたみスマホを使うと、どうしてもアラが見える。そのアラだけ取り出すと、以下になる。
1.値段が高い
通常の平板1枚のスマホに比べればそりゃ高くなる。
2.壊れやすい
自分はこういうものを丁寧に扱うことが普通で、今まで数十台のスマホを使って来ているが、一度も画面を割ったことがない。だが、それでも折りたたみスマホは自然故障でこの2年間に2回修理に出した。
3.電池の持ちが悪い
画面が多いので電池の持ちが悪い。
4.使うときに少々面倒
「開いて使うか?そのまま使うか?」一瞬迷ってから使うのが、少しまどろっこしい。横折の大きな画面は両手で開かないといけない。
5.使えない場面がある
レストランなどでのバーコード、Webページなどが大きな画面では表示されない。自分の場合は、サイゼリヤのモバイルオーダーでは横折の大画面では表示されなかったし、コーヒーショップのバーコード決済ではバーコード決済時に表示されるバーコードが大きすぎ、お店のバーコードリーダーの幅を超えるので使えないことがあった。
6.重い・厚い
普通のスマホに比べると、重量は重くなる。横折だと、だいたい300gくらい。加えて、畳めば分厚くなる。
電車の中など公共の場で大きな画面を見ているときに、間違えて(誓って言うが、間違えて!)思わぬボタンを押してしまい、恥ずかしい画面がデカく表示され、横に座っている若い女性に白い目で見られるなどの事故などがあるので、電車の中では大きな画面で開いて使えない、なども「使えない場面」を増やすことにもなっているのじゃないか?と、個人的には思う。
色々ウィークポイントはあるものの、値段が安いのなら、このくらいは我慢できる、と言えるかもしれない。縦折りであれば、某キャリアではオンラインショップと一部ショップで1万円以下で「折りたたみ(縦折)」を売っていて、私は思わず買ってしまった(また増えたー)のは、ここだけの秘密だ。絶対に口外無用でお願いしたい。
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