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頭を完全に切り替えないといけない局面
【2022年1月24日時点の新型コロナウィルス感染等状況】
2022年1月23日まで出ている厚生労働省の出している数値を見ると、新型コロナウィルスの東京都でのPCR検査陽性者数(≒感染者数)は、検査に来た人のほとんど全てが陽性になる、という状況だ、と読める。(以下グラフ)。
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この左側のグラフはどちらも2021年12月1日から2022年1月23日までの、東京都の「PCR検査陽性者数/PCR検査数の比率」を表したグラフで、黄色い線が毎日、水色の線が毎週を集計したもの。左のグラフは、Y軸がリニアで、右のグラフはY軸が対数だ。通常はマスコミが出す「XX人感染者がいました」ばかりなので、こういうグラフにすると「増え方・減り方」がわかりやすくなる。
【このグラフから読み取れること】
このグラフから読み取れるのは、今回の「第6波」の感染拡大は、そろそろピークになるが、PCR検査は既に意味が無い、という状況になったのではないか?ということだ。何らかの風邪症状があってPCR検査を受ければ、ほとんど全ての人が「陽性」になるからだ。「一人が何人に感染させるか」という数を表す「実効再生産数」は一時、5くらいだったものが、現在は2くらいで、更に時間を追う毎に減っているのは「感染があまねく行き渡ってきたから」であり「収束」を意味しているわけではないらしい、ということがこのグラフからわかる。
【一方で「重傷者数」は少ないが】
一方で重傷者数はこの拡大にしては少ない。やはり軽症で済む人は圧倒的に多い。ここは救いだ。しかし、今までのインフルエンザなどと、新型コロナウィルスが違うのは、新型コロナについては「わかっていること」が少ないので、重症化の予防にしろ、治療にしろ「わからないことが多すぎる」ことだ。つまり、重症化するかどうかは未だにロシアンルーレットのようなものだ、ということだ。そこが「怖いところ」なのだ。
【完全に頭を切り替えて】
今回の第6波については、あくまで私見だが「完全に頭を切り替える対処」が必要だ、と思う。