「二台(以上)持ち」が当たり前のスマホ
【使うスマホは1台じゃない】
複数のスマホを持って、とっかえひっかえしていると、たとえばスマートウォッチで健康管理と言っても、一つのスマートウォッチが複数のスマートフォンにつなげられる、ということができないから、健康管理のためのスマートフォンはどっち?ということになる。睡眠時間を調べるためにスマートウォッチをして寝ても、そのスマートウォッチにつながっているスマートフォンに一週間とかの時間単位で電源が入っていなければ、意味がない。
【1台に1IDは時代遅れ】
例えば、LINEだけではないが、LINEのアカウントはスマートフォン1台に1つだけだから、SIMカードを入れ替えして複数のスマホを使っていると、LINEの着信にも気が付かないことがある。その他にも「スマートフォン本体」に依存し、個人データを入れるアプリは複数のスマートフォンで同時には使えなくなるものが多い。ちなみに、同時にFacebookやFacebookメッセンジャーも使っているのだが、Facebookのアプリが素晴らしいのは、複数のスマートフォンで1つのアカウントで、全くシームレスに使えるところだ。複数のスマートフォンを使っていても、メッセンジャーの着信は全てのスマートフォンが鳴り、どれか1つのスマートフォンで応答すればOKだ。本人認証のための個人情報はクラウド上のサーバーにあるので、一元化した管理ができる。「眼の前にあるスマートフォンの中のデータ」は、基本的に頼りにしていないから、これが実現できる。これがあたり前だと思うのだが。
【本当は危ない「スマホ1台だけ」】
普段スマホを便利に使っている人は、もう1台のスマートフォンは必ず用意しておくことをおすすめする。何故ならば、スマートフォンも機械なので壊れることがあること、壊れたり紛失したらすぐに新しいものに取り替えないと日常生活に問題が出る場合が多いこと。そして、古いスマートフォンは電池が古くなっているから、落としたりすると、電池が膨らみ、そのままでは爆発の危険も増すこと、などがあるからだ。そのとき、アプリの移行の手続きなども、「機種変更」のやり方でやることになるから、もしもの時に備えて調べてメモしておこう。
【当たり前にスマートフォンを複数持つ時代に】
当然だが、スマートフォンはいよいよ普及期から一般的となり、「会社からの貸与品」「個人の持ち物」「スマートフォンとタブレットを持っている」など、複数のスマートフォンやタブレットをとっかえひっかえする、というのも当たり前にやっている人も増えてきた。スマートフォンとタブレットを持つ上に、仕事となればPCを使う、というのが当たり前なのではないだろうか?こんな時代の「アプリ」はやはり「1つのIDを複数同時」に使えるものでなければならないのは当然のことだ。
【本体依存アプリが多すぎる。「紛失したら?」】
前のnoteでも書いたが、これからは「複数の端末でシームレスに使えるアプリ」でなければ、と思う。そういう時代に急速に変わってきた。スマートフォン1つに1つのID、という「本体依存」は、スマートフォンが壊れたときや思わぬ時点での電池切れ、紛失や盗難などのときに大変に困ることになる。
これからのアプリの必須条件は「複数のスマートフォンを使ったときの同時かつシームレスな動作の保証」なのではないか、と思うのだが。