「当たり前」になった「画面内指紋認証」
【今や「画面内指紋認証」は必須】
多くの人が毎日手に取るスマートフォンでは、それを他人に使われないようにするするための「個人認証」に、様々な方法が使われている。その中でも、最近の主流は「コロナ禍」でのマスク生活が当たり前になったためもあり、これからも同様のパンデミックもあるかもしれない、ということで、「指紋認証」が非常に多く使われるようになった。多くの機種では、加えて顔認証システムなど、他の認証システムも同時に使えるようになっていることが普通だ。
【2万円台の機種にも当たり前になった「指紋認証」】
既に、2万円台のスマートフォンでも個人認証には「指紋認証」が使われるようになっているのは良く知られている通りだが、指紋認証の方式には3通りがある。ボディの横の電源スイッチに指紋認証のセンサーが組み込まれている場合と、本体背面に別に指紋認証のセンサーが置かれている場合、そして、最近の流行はスマートフォンの画面の下の方に指紋認証エリアがあり、そこで指紋認証を行う「画面内指紋認証」だ。画面内指紋認証は、ほとんどの今どきの高級機種では当たり前のように採用されているので、今後は「高級機種」だけではなく「中堅機種」「実用機種」でも、採用されることになるだろう、と言われている。
【そこで、「画面内指紋認証」】
私は画面内指紋認証を毎日使っているのだが、結構機種によって安定性が違う。とは言うものの、かなりの実用域であることは間違いない。何十回に一回は認証を失敗するが、指紋認証ソフトウエアに学習機能があり、使うことが多ければ多いほど、認証失敗の確率は下がっていくことが多いようだ。また、使う人のほうも「慣れ」がある。そのため、使うほどに指紋認証の確度があがっていくのがわかる。
【スマホといえば「画面フィルム」】
最近は、スマートフォンの画面割れなどの事故を防ぐために、落下時などの画面の傷を減らすべく、画面に「フィルム」を貼る人も増えた。千円くらいのものなので、非常に多く売れているようだ。しかし、画面内指紋認証では、フィルムがあれば、当然、指紋センサーもこのフィルムの下になるので、指紋認証のエラーが増える、と言われている。実際にその報告例も少なからずある。
【画面内指紋認証対応のフィルムもある】
とはいえ、良く注意してフィルム選びをしていると、「画面内指紋認証対応」とうたったものが結構あることに気がつく。最近増えてきたのだ。実際に使ってみると、たしかに、認証が確実になる。いちばん画面内指紋認証にとって良いのは、画面にフィルムを貼らないことだが、それが不安、という人には、良いのではないだろうか?また、最近は画面内指紋認証対応フィルムを出荷時から貼っているスマートフォンも増えてきた。このことを良くご存知の方は画面フィルムには「超薄型・高硬度のガラス製」と「合成樹脂製」の二種類があるのをご存知だと思うが、このガラス製でも、画面内指紋認証対応、というものが増えてきた。実際使ってみると、かなり快適になる上に、安心感も増す。ただし、スマートフォンの画面フィルムは必要ない、百害あって一理なし、という実験結果もある。どちらにするかは、好みの問題、という感じになってはいる。また、最近は合成樹脂製のフィルムでなやまされた「気泡混入」も軽減されてきている。
【気泡?なにそれ?】
実は最近自分のスマホに新しい合成樹脂製の画面フィルムを買って貼ったのだが、驚いた。まず、自分で貼ると、必ずと言って良いほど「気泡」が入る(おそらく、いや、確実に単なる不器用ではある)。丸く、画面のあちこちに気泡ができる。しかし、一晩置いて置くと、朝にはその気泡が勝手に消えている。今どきの合成樹脂製のスマホ画面フィルムはこれが主流らしい、と後で知った。
【清潔な認証:画面内指紋認証】
ということで、今どきの最新のスマートフォンには必須となった「画面内指紋認証」だが、画面に貼るフィルムも進化していて、今は気兼ねなくフィルムも貼れるようになった。技術の進歩とは恐ろしい。この進化が、ここ2年ほどで起きているのだ。
【画面内指紋認証を確実にするために】
実は画面内指紋認証対応のフィルムを貼る前に指紋認証の指紋登録をするとうまく認証しないことが多くなるようだ。やはり、指紋登録はフィルムを貼った状態で行うのが王道なのだろう。