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遺伝

うちの長男は赤ん坊のとき大変な巨大児だった。
生まれたときは普通だったのに、みるみる肥大化して、とおりすがりのおばちゃんに、「ちょっとあんた!太らせすぎよ!」と怒られる始末。母乳オンリーなのにどんどん肥えてゆくんだもの。いったいどうしたらよかったのさ?!

ま、それはさておき。

巨大な赤ん坊はしばらくして巨大な幼児となった。

保育所で昼食と3時半ごろ供されるおやつ(焼きそばとかうどんとかの副食)を普通の子の2倍出してもらっていた。それでも足りない。帰宅した6時にはおなかがすいて叫ぶ。食べ物を少し与えただけでは足りない。満腹中枢が刺激されるまで延々と要求される。


今思えばこのときが一番育児大変だった(しみじみ)

で、いざ食事。本人もーとんでもなくおなかすいてるから、介助する大人のスプーンが間に合わない。だから手づかみでどんどん食べる。もうこれでもかっと押し込む。大変悲しくなる絵だったが、腹へって叫ばれているよりまし。黙って見守る。


そうするとね、2日に一回は間違って自分のゆびを思いっきりかんでしまう。

急いで食べ過ぎて自分も食べちゃうってどうよ?!

それでもまぁ1歳2歳はね、あかんぼってことで、かわいい(?)思い出になるはずが、やつめ、未だに1ヶ月に1度くらいやる。(※当時5歳)

お箸も上手なんだけど、

いそいで食べてる→たくさん入れすぎて口からはみ出る→それを指で押し込む→指も食べちゃう

と、言うことらしい。

まったくもう。しょうがないなぁ。

と、言う一連の話を私の母親にした。
「あの子もう5歳だよ?!いつまでやるのかなぁ?(笑)」

で、話をしめた私に、
母:あんた、あまいわよ。
私:は?
母:あの人(私の父親のこと)まだかんでるよ。
私:ええ!(爆笑!)
母:おとといもサンドイッチ口に詰め込んでてかんでたもん。
  一応恥ずかしいらしくって隠してたけど、すぐわかったよ  (ため息)
母:あんた今指かんだでしょ?!って言ったら(首を振って)こうやってたけどね。


さすが我が父。

長男は一生指をかみ続けることほぼ確定ですね。
遺伝子に逆らえんのんじゃ。


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