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キョンシーの寝姿

(2005年に書いたものを加筆訂正)

先週末父親の誕生日だった。
孫に祝ってもらうのがかなり嬉しいらしい。

長男は私をすっ飛ばして私の父親似である。
たぶん私にも似ているんだろう。

数々の伝説を残している彼だが、なかでも話すと信じてもらえないのが

「寝ている間に腕を挙げている。」伝説。

一時期はやったキョンシーのように、肩から先を空中に挙げている。寝てる間に。ずぅっとじゃないんだけどね。

私が気がついたときには父は50ちょっと前で、本人曰く、四十肩であまり上がらなくなったらしい。私がみたときは床から3センチくらいを手が上下していた。それでも十分不気味。

何でも若いころ、友達のうちに泊まった時に、うっかりこの癖を話しておくのを忘れて、夜中に起きた友達が驚愕。「悪霊退散!」と叫びながらちゃぶ台にぼこぼこにされたらしい。


さすが、我が父。


そしたらなんと、わずかながら長男も手先が挙がる。赤ん坊の頃は赤ん坊特有のバンザイスタイルで手が2センチほど上がったまま停止というものすごく疲れそうなポジションで寝ているのがたまたま目撃されました。もちろん写真とっておいた。デジタルじゃないから載せないけど(←うそくさい?ほんとうです。)

もしや、ひょっとして私もあげてるのかと思い、母親と夫に確認。
「しらなーい。」とのつれない返事。

確かに時々起き抜けにすっごーく肩が凝っている時がある。
父親は「調子がいいとあがっちゃう。」といっていた。

体調がいいと寝てる間についつい手を挙げてしまい、肩が凝るってどうよ?

ねっ転がって本を読んでいる時とか腕をまっすぐ上にのばしているとラクなんだよね。

こりゃあげてるね。

自分じゃわかんないからねぇ。

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