偶然の出会いを誘発する”つなぎ役”の存在ー 内子晴れオーナーとコダテルオーナーが八幡浜で会談して見えてきたこと。
ぼくの住んでいる愛媛県には、道後温泉をはじめたくさんの宿泊施設があります。最近では、民泊やゲストハウス(簡易宿所)としての営業も増えてきていて、ぐっと身近に感じることも多くなりました。
かくいう #コダテル も「簡易宿所」としての扱いで、公式に宿泊ができる施設になっています。
南予地域(愛媛県の南西部のあたり)では、身近にやっている人同士も顔も知りだったりするのですが、じっくりと話す機会もなく……どんなこと考えて経営されてるんだろう…?と素朴な疑問と興味がわいていました。
先日は、内子町にあるゲストハウス「内子晴れ」で行われたローカルクリエーター交流会にお呼ばれして、初の「内子晴れ」に行くことができました。味わい深い設備や集まる人が素敵だったことは言うまでもないですが、なんといっても、オーナーの山内さんにお目にかかれたのはとても嬉しかったですねぇ。
お互い名前は知っていたけど、初対面。
近くで、互いが「気になる存在」だったんです。
あれから1週間後…
今度は、コダテルに山内さんが遊びに来てくださいました。
「行くって決めないと、行けないから、日を決めましょう」
と山内さんからご提案いただき、コダテルのご案内と八幡浜のディープな夜もご案内させていただきました。
たまたま居合わせた、コダテル会員の岩下さんも飛び入り参加。
ディープな八幡他浜に引けを取らない、ディープな話が行われました。
経営者2人がしゃべってると、普段記録なんて取れないんですが、グラレコが得意な岩下さんがいたことで、記録がビジュアルで残っている。
さすがっ!そのグラレコをもとに、話の一部をご紹介したいと思います。
まず、話題になったのは「泊まった人に何を提供するか?」っていうところ。
地域固有のものをコンテンツ化することもそうだけど、いろんな体験があることを発信したりすることも必要。
特に、山内さんとぼくとが意気投合したのは「◯◯◯が案内する」っていう「人」の存在。もっと言えば、「偶然を誘発する人」の存在は大きいということ。
地域に来た宿泊客を「この体験があります」と、単にご案内するのでは足りなくて、”誰とやるか”ってことが大事だということなんですよね。
山内さんと内子のまちを巡り歩くからこそ、地元の人に声かけてもらったり、誘われたりする……それが、旅の面白さだったりするじゃないですか。
そういう「偶然」をつくれる「つなぎ役」は、宿や拠点のオーナー・スタッフだったりするんですよね。
人が関わることで、その土地での体験の価値が高まる。予想外のことが起こって、期待値以上になると、その土地に対して愛着が生まれやすくなるなぁと。
内子なら、山内さん、
八幡浜なら、ぼく…というように、
地域の体験・コミュニティとつないだり、その接点を誘発できる関係性(偶然性)が必要。
そういう意味では、繰り返しになりますが「誰とその時を過ごすか」(時体験)は、むちゃくちゃ重要になってくるんですよねぇ。
人が集まる拠点を持つ、ぼくらだからこそできること……
地域での思い出を色濃くする、偶発的な出会いを誘発させ続けること。
それが、各々の宿のファンを増やすし、ひいては地域の魅力を引き出すことにつながると思うんです。
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