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企てに必要な「変換力」を鍛えよう

みなさん、「企て脳」鍛えていますか?

これまでに2つの記事を上げさせていただきましたが、今日は「変換力」というお話です。

Twitterにも投稿させていただいたのですが、

「変換力」は今必要な能力ですし、「企て」には絶対的に必要なものです。

一体どんなものなのでしょうか。そしてどうやって鍛えたらいいのでしょうか。それでは、見ていきましょう。


「変換力」とは

「変換力」とは、「物事に対して、様々な視点を見つけて解釈・理解し、相手の求めるポイントに合わせて言葉や表現を選ぶこと」を言います。

例えば、店頭窓口で「先日、効果抜群の化粧品が発売されたので、御社で取り扱ってもらえませんか?」と得意先の社長から言われたとします。

それを受けた窓口の職員は、その言われた通りに上司に「効果抜群の化粧品が発売されたので、取り扱ってくれませんか?と窓口で話がありましたが、どうしますか?」と伝えます。

がしかし、上司にとって、「その化粧品を取り扱う意味(メリット等)」は当然…わかりません。

窓口の職員からすれば、「お得意先だから、関係悪化させたくないし、取扱いたい」という気持ちがはたらきます。

でも、上司にはその気持ちは伝わっていないですし、上司や会社として考えていることに寄り添われた言い方(表現)ではないのです。


ここでポイントなのは、

1)お客様の真の目的は何か?
2)上司・会社の求めているものは何か?
3)1・2を理解し、上司に対して適切な言葉を選び表現できるか?

ということです。

お客様から言われたことをそのまま「はい、わかりました」と言わないことが大事。「なぜ効果抜群なのですか?」「なぜ今発売できたのですか?」「他社とは何が違うのですか?」「うちで取り扱ってほしいのはなぜですか?」…など、具体的な「なぜ」(Why)で対話をしていくことが求められます。

対応した職員自体が理解し、「お客様は◯◯◯◯が達成したいから、うちに来ているんだ」と落とし込めるかがポイントです。

また、同時に、上司や会社の考え方や成果(成績)、対外的に出したいものなども理解しておく必要があります。

「うちの会社は◯◯◯を実現するために、この商品を売っている」という大義を理解しておくことが重要。

つまり、「お客様」と「上司・会社」それぞれの考え方を理解し、お客様から言われたことを、上司・会社に理解してもらえるように変換すること。

逆に、上司・会社に条件等を付けられたことを、お客様に理解してもらえるように変換することです。

これができないと、この職員時代が「間に挟まれ」てしまいます。
(ぼくも経験ありますが、言葉選びや説明の仕方が悪かったがために、拗らしちゃうということがあるのです)

このあたりは、「変換力」がいかに大事かが分かってもらえたかと思います。


「企て」で大事なポイント

では、「企て」においては、どのように活かせばいいのでしょうか。

こちらの観点は…主に

1)企てが「ひらめき」やすくなること

に該当します。

「企て」のネタは、世の中にたくさん散らばっています(あります)。

でもそのネタを取れるかどうか(必要だと思えるか)は、個々の能力や出会い等に所以してしまいます。

「変換力」を鍛えると、そうした企てのネタ(種)に対して、自分や、自分が対象としたい相手(顧客等)に合わせて、”どういった視点で見ればいいのか”が分かるようになります。

つまり、そのネタを拾う(使う)ことで、相手のニーズ等が満たされるのかどうかが見れるかどうかです。

分解して整理すると、次の2つ。

1)相手に合わせて変換する
2)ネタを多角的に見て、結び付けられるように変換する

ということになります。

「変換力」を鍛えて、自分の企てアイデアを増やしたり、相手のニーズに寄り添って仲間づくりにも繋がります。

日常のちょとしたところから、そういった視点をもって取り組んでいきましょう。


何か質問・リクエストがありましたら、こちらからお気軽にどうぞ。



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濵田 規史
「誰もが心掻き立てる”企て”を起こせる社会」を目指して活動中です。みなさんからのサポートが励みです。一緒に「企て」を起こしていきましょう!