いいコミュニティは、いい「出口」も設計されている
「いいコミュニティ」という話の中で、いつも議論されているのは、「居心地のいいコミュニティであるか」という点なんですけど、
けいろくさんのTwitterを見て、コミュニティを退出(卒業)する際のことも考えておく必要性に気付かされました。
入り口として、「入ったらこんなことあるよ」「こんな仲間が待ってるよ」とコミュニティに加入することのメリットは伝えるのは当然ですし、
入ってから、道に迷わないように「どう歩き、どう関わるのか」のわかりやすさや、居心地の良さは、当然、運営者側も考えていかないといけないんですよね。
でも、コミュニティに「所属する目的が達成された時」のことを考えているコミュニティって案外少ないんじゃないでしょうか。
・自分の目的に合わなくなったら退出してください
・この企てが実現したら卒業です
・他にいいコミュニティがあったら辞めても大丈夫ですよ
・費用対効果感じられない場合は無理には…
というように、いろんな基準は設定できるわけです(これがすべてではない)。
サークルでも、部活でもなんでもそうですが、日本人は「やめるとき」って言いにくいんです…。
ぼくもそうですが、ある日突然、「来月からやめます」ってあまり言えない。なるべく「やめます(退会します)」って言いたくはないんですよね。
#コダテル も心に手を当てて考えてみると、
やめる基準もなければ、それを認めている(歓迎している)ことは、正直曖昧だし、ちゃんと伝えてもいないんですよね。(もちろん、規約上はありますよ)
利用者(会員)からすると、日頃のコミュニティでの活動を上げていく(関わり)を見出していくのはもちろんですが、逃げ場がないというか…
「退会する(やめる)」って言わなくても済むような逃げ口はないんですよね。
だからこそ、下位ランクの会員プランや、退会ではなく「卒業」みたいな制度が必要なんじゃないかなぁと。
結論は出ていませんが、「退会」や「卒業」を祝福できる、温かさっているよなぁと思うんです。
だって、「目的が達成した」とか「新たな門出」には間違いはないわけなので。
コダテルも、そういった意味では、もうちょっと「出口」のことも考えていきたいなぁと思いました。
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