捨てては買う~同じことを繰り返してしまうわけ~
巷ではおしゃれのお悩みは尽きませんが、
・断捨離してもリバウンドしてしまう
・着ない服を買ってしまう
そんな事ありませんか?
わたしも通販などで、微妙なサイズ感のものが届いたときなどは「返品するほどでも無いしまあいいか」とその時は思っても、着ているうちに「違うな~」って思って着なくなる事がよくあります。
ところで、断捨離する理由は人それぞれあると思いますが、目的を考えたことはありますか?
「着ていない服がいっぱいあるから捨てなきゃ」
という、ゴミを捨てるのと同じ感覚だけだと、また買ってしまいませんか?物理的な収納容量を超えたから捨てるのと同じで「不用品を捨てて、必要と思うものを買う」入れ替えだけの作業になっていませんか?
いろんな考え方の人がいますが、わたしのお客様は、「おしゃれ」をおざなりにしたミニマリストを目指す人は少ないと思います。
・毎日何を着たら良いのかわからない
・適当に選ぶと「おしゃれ」にならない
・パパッと選んでいい感じに仕上がりたい
そんな思いを持っていると想像します。
そこでちょっと考えてほしいのが、「おしゃれをする目的」は何か?です。わたしのクローゼットカウンセリングのお客様にも確認することですが、「どうなりたいか?」ということです。
先に挙げた例は「毎日おしゃれするための目標」で、極論を言うと「おしゃれ」で無くても生きていけるのに、なぜ「おしゃれ」をしたいのか。
「おしゃれをする目的」は目標の先にあるもの。目的を考えると具体的に絞り込めます。
たとえば
「おしゃれになってモテたい」のであれば
→誰にモテたいか
→そのモテのためにどんなおしゃれが有効か
→モテを叶えられない服はいらない
こんな感じです。
「毎日違う着こなしをして周りに一目置かれたい」なら
→どんな人が周りにいるか
→その人たちに一目置かれるのはどんな服か
→同じ服で着まわしたいのか
→数がいるならどんな服が何枚いるのか
目的によっては、少ない枚数では叶わないかもしれないし、ミニマルな暮らしをしたいなら厳選する必要が出てきます。
目的が見えないまま、着ていない事実だけで処分しても、また着ないものを買ってしまいやすいのです。
どんな目的でおしゃれしても自由ですから、自分が必要だと思うものを手段として使うのはアリです。
もちろん、目的なんてなくて好きな服だけ集めたい!と思うなら、好きだと思わないものを妥協して買わないのもアリなのです。