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「めんどくさい」の奥にある本当の気持ち

私が所属している、発達凸凹アカデミーの「効果的な支援策」講座では、診断名にとらわれず、子ども一人ひとりの特性に応じた支援を学びます。テキストには自閉症スペクトラム、ADHD、アスペルガー、グレーゾーンなど、診断名はでてきません。その理由として、どんな診断名がついていても、
子どもが持っている特性はひとりひとり違うからです。

私の娘は、小さい頃から「できない」「わからない」「めんどくさい」が口癖でした。現在もその傾向は続いています。娘は診断を受けたことはありませんが、生まれた時から激しい夜泣き、光や音に過敏、かんしゃく、強いこだわりなどがあり、中学生までおねしょにも悩まされました。発達グレーゾーンとして認識し、対応してきました。

当時の私は、「なんでこんなこともできないの?」「なんで分からないの?」と怒り、怒鳴り、小さいときには叩いてしまうこともありました。今思えば、全く効果がなく、娘に対してなんて可哀そうなことをしていたのだろうと胸が痛みます。

娘が6年生の時に、発達凸凹アカデミー講師浜田悦子先生の「効果的な支援策」の講座を受け、発達凸凹・グレーゾーンの子どもたちは「何が分からないか」を言葉にするのが苦手であることを知りました。この理解を得てからは、娘に対してイライラせず、落ち着いて対応できるようになりました。

発達凸凹やグレーゾーンの子どもたちは、怠けている、頑張りが足りない、努力が足りないと見られがちです。実際、私もそのように思っていました。しかし、彼らは怠けているのではなく、「やり方」がわからないだけなのです。本当にめんどくさいのではなく、わからない、できないことを言葉で説明するのが苦手なのです。そして、その先には表現できない「感情や思い」が必ずあります。

子どもの「めんどくさい」「わからない」「できない」の奥にある、子どもの本当の困りごと、感情や思いを丁寧に拾ってあげるところに、解決のヒントがあるかもしれません。


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子育てライフコーチ
子どもの発達インストラクター
井上法子
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