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子どもと自分を責めていたママが見つけた安心の居場所

昨日は、私が所属している「発達凸凹アカデミー」の新年会でした。場所は銀座。昼間からみんなで乾杯し、心温まるひとときを過ごしました。

アカデミーのインストラクターは皆、グレーゾーンや発達凸凹の子どもを育てているママたちです。それぞれが悩みを抱えながらも、支え合いながら前を向いて歩いています。

私自身も、娘の子育てには本当に悩まされてきました。朝なかなか起きられないこと、強いこだわりを持つこと、些細なことで癇癪を起こしてしまうこと、先の見通しを立てられないこと……。そのひとつひとつが大変で、毎日が闘いでした。

「普通って何だろう?」と今では思えるようになりましたが、当時はその「普通」ではない娘を育てる自分が恥ずかしく、世間の目が怖くてたまりませんでした。娘が「常識はずれ」と思われることを恐れ、親子で引きこもるような生活をしていました。

そんなとき、偶然ネットで見つけたのが「発達凸凹アカデミー」でした。そこで同じような悩みを抱えるママたちがたくさんいることを知り、勇気を振り絞って、アカデミー主宰の伊藤真穂さんのランチ会に参加してみたんです。それが、私の大きな一歩でした。

そこで出会ったのは、どんなことでも安心して相談できる環境、そして同じような悩みを抱えた何でも話せる人たち。私は「ひとりじゃない」と感じることがどれだけ救いになるかを知りました。それからは私自身も、同じような悩みを持つママたちが安心できる場作りに力を入れてきました。

今では、インターネットを活用すれば、子育ての悩みに関する情報は簡単に手に入る時代になったように感じます。そして、そうした情報を活かして、困った子どもへの対応が上手なママたちが増えているようにも思います。でも、やっぱり「リアル」で顔を合わせ、実際に話を聞き合う場は特別です。子どものことについておしゃべりをしたり、心の中の不安を吐き出したりする時間は、オンラインでは得られない温かさがあります。

発達凸凹アカデミーのインストラクターはオンライン相談や講座を行っています。

困ったときに「助けて」と素直に言える環境作りと、困っている人を当たり前のように支えられる社会を目指しています。子育てに悩むママたちへ安心感を届けられるよう、これからも活動を続けていきたいと思っています。

発達凸凹アカデミーHP

井上法子リットリンク

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