samasthiti練
一つのポーズで5呼吸ホールドして、
一つのポーズが終わるたびにsamasthitiに戻る。
5呼吸している間は、目線を外側の一点に置いて
呼吸して、ポーズをしている感覚を味わう。
気持ち良くても気持ち良くなくても5呼吸のホールドが終わったら
そのポーズを終えてsamasthitiに戻る。
その先もその後もない。
終わったポーズを反芻することなく、
先に待っているポーズを狙うことなく、
今行っているポーズを味わい切る。
それができるとかできないとかじゃなくて
そこに意識を向け続ける練習をするのがポーズの練習。
マットの上に立っている間は、その軸から少しもずれたくない。
この軸の練習は相当取り組みがいがあるし、練習したって感じがする。
脳波も下がるのか、瞑想っぽい気持ちよさもあります。
まだIYCが荻窪駅の南口にあった頃、平日の夕方に帯でmayaちゃんが
ビギナークラスを持っていて、
群馬から通っていた私は何回か参加したことがあるのですが、
そこであるときにsamasthitiの大切さを教えてもらいました。
そのクラスで、ポーズの後にsamasthitiに戻る練習を何回もしたのです。
Sūrya Namaskāraからスタンディングの間、samasthitiに今戻れてる?って。目線泳いでるよ、何か考え事してない?って。
ゼロに戻ってと。
で、何度も何度もやり直して(mayaちゃんの根気がすごい)
一回一回samasthitiにスッと戻れるようになると(というか戻る意識を持つようになると)練習の感覚はガラッと変わりました。
集中しようと意識しなくても、集中という状態に既にいられてるというか。頭の中が静かというか。
集中したいけどできないとか、鼻を見ようとすると目が苦しいとか、そういう、そういうことじゃ全然なかったんだな、ということが分かって、
samasthitiってすごく大事だし、Ashtangaの練習の醍醐味ってここにあるなーと思いました。
”今ここ”に意識を向ける練習がマットの上でできる。
”今ここ”にいられるかどうかは知らないけど、その練習ができるということ。
私がAshtanga yogaが大好きな理由の一つです。