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やりたいことの見つけ方 ービリーフリセットという解決法ー

こんばんは。”あなたの人生のコンセプトをデザインするキャリアコンサルタント北山乃理子です。″
こんなキャッチコピーをつけてみました。いかがでしょう?伝わるかな。

自分のやりたいことが見つからない

今日はこのテーマについて掘り下げたいと思います。私のところに相談に来てくれるクライアントさんの声で最も多いお悩みです。
「やりたいことが見つからない」
「やりたいことだと思っているのになんか違う気がする」
「なんか満たされない」
「やりたいことをやっているはずなのに、、しんどい、、」
皆さんキャリアも積まれて仕事でもある程度の成果が出ているのに、「なんか違う」「なんか満たされない」という感覚をお持ちの方が多いです。
めちゃくちゃ不満なわけではないんだけど、うっすら抱く違和感があるという状態です。

私自身も同じことを経験していました。前職のSIerで働いていた時のことです。
仕事も周りと比較したら順調、やりたいと手を挙げた仕事を任せてもらって、それなりに満足できる成果も出てる。大きな仕事をやり遂げたときはやっぱり達成感を感じるのに、
「でも、なんか違う」という感覚がありました。
この先この会社でずっとやっていくのか?という疑問がわき、でも明確に転職する理由もない。という脳内問答を繰り返していた時期です。
結局、転職という道を選んだのですが、そのあとも引き続き何か違うという感覚に陥り、抜け出すまでに数年かかりました。

いくら考えてもやりたいことにたどり着かない理由

理性と感性のバランスの崩れ

小難しい見出しになりましたが、要は「頭で考えすぎ」ということです。
やりたいことをやっている時はどんな感じ?と問われると、ワクワク・ドキドキしている。達成感、満足感を得ている。夢中になっている。と感情を挙げる方が多いのに、やりたいことを探しましょうといった瞬間に思考優位になりがちです。
感情・直感・感覚・主観といった自分自身の感性にもアクセスしないとやりたいことにはたどり着きません。
ちなみに、思考は嘘をついたり、現実を歪めたりします。使い方を間違うと実はやっかいです。「なぜなぜ」と思考だけで繰り返しても本質にはただりつかないのはこのためです。
皆さん、思考と感情のバランスを持ってやりたいこと探せていますか。

感情を感じられない私たち

では、感情を使おう!と思ったところで、普段自分の喜怒哀楽にあまり注視していない現実と向き合うことになります。
何なら私たちは日常生活の中で、あまり感情を出さないように気を付けて生活をしています。感情って厄介なもの、特に負の感情は、抱くのも、それを周りに出すのも良くなくて、我慢しなければならないと考えていることが多いです。
気が付けば、感情って何?私の感情どこ行った?という状態になっています。
実は、ポジティブな感情もネガティブな感情もどちらも等しく重要で、どちらの感情も感じることで、その感情の根っこにある「価値観」を探ることができるようになります。

やりたいことを歪めるビリーフの存在

感情を感じられたらやりたいことにたどり着くかというとNoです。
その感じた感情が「本当の自分の感情」ではないことが多いからです。どういうことか、を図示したのが以下の図です。
本当にやりたいことが感じられている状態は、自分の感情にダイレクトにアクセスできていますが、私たちの感情は、周りの人から見られたい姿や「こうあるべき」「こうしなければ」という壁に阻まれ屈折して外に出てきています。
この状態では本当にやりたいことにはたどり着きません。

ビリーフのメカニズム

この、べきねばの壁、周りから見られたい姿の壁をビリーフ(=認知の歪み)といいます。
ビリーフの壁に阻まれている状態ではどれだけやりたいことを感じて考えてもそれは”本当に”やりたいことではなく、”なんか違う”状態を生み出します。

ビリーフリセットという解決法

では、どうやってビリーフを外すのか。それには3つのステップがあります。

1.自分の持っているビリーフを見つける

ビリーフは自分自身にとって”当たり前”になっており、どんなビリーフを持っているのか認識していない場合が多いです。
普段の仕事や生活の中で感じる喜怒哀楽から、ビリーフを探し出します。例えば「ありのままの自分を出すと、周りに認められない」とか「周りの期待に応えないと、存在価値がない」とか「弱みを見せたら、なめられる」とか。

2.自分のビリーフと向き合う

ビリーフは必ずしも悪いものではないです。もとはと言えば、私たちが生きていく中で自分が傷つかないために必要だから身に着けてきたものです。
なのでビリーフを持っていることで得ることのできたメリットもあります。一方で、ビリーフがあることでのデメリットもたくさんあるはずです。客観視して、書き出してみて、このビリーフを持っていることで起きているたくさんの事象と向き合います。
そして、「この考えをこの先もずっと大事に持っていたいか?」と自分自身に問うていきます。

3.ビリーフを外す

「この考えをこの先もずっと大事に持っていたいか?」の問いに「もう手放したい」「少し緩めたい」「オンオフ切り替えたい」など自分の方針が決まればビリーフを外します。
このビリーフが本当なのかどうか。因果はあるのか・・・等とビリーフを捉え直していきます。この捉え直しのプロセスの中でビリーフが緩み外れていくという仕組みです。

ビリーフリセットの効果

やりたいことにアクセスできる状態になる

これをやるためにビリーフリセットをするので、当たり前なのですが、本当の自分の感情にアクセスできるようになります。

仕事や生活が楽になる

周りから見られたい姿やこうせねば、こうあらねばの思考が緩まるので、周りの目が気にならなくなったり、自分自身に課していた「きちんとしないと」とか「常に努力しないと」とか「成功しないと」という考えが緩まり自分自身を受け入れられます。
これができるとどれだけ日常生活が楽か!!!文章では表現しきれません。

無理なく自分の力を発揮できるようになる

自分自身を受け入れられている状態、つまり、自分自身の心理的安全性が保たれている状態、自己肯定感が高い状態でいられると、失敗を恐れなくなったり、評価も気にならなくなったりし、新しいことにもチャレンジできるようになります。
”無理なく”がポイントです。本当に無理なく動けるようになります。

ビリーフリセットの効果はこちらの記事にも記載しています。私が劇的に変わったのはビリーフリセットとの出会いも一つの要素です。

最後に

今日お話しした内容を詳しくお話しするセミナーをやりますのでちょっとだけお知らせです。

このビリーフリセットの理論と実践を学びたい人向けにはこちらの講座をご紹介します。

なんでこのビリーフリセットに出会ったのかについても今後アップしていきたいなーーー。と思っております。

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