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サウジ石油の人民元決済は実現するか?
中国の習近平国家主席は2022年12月9日、訪問先のサウジアラビアの首都リヤドで湾岸協力会議(GCC)首脳やアラブ諸国首脳との会議に出席し、「石油や天然ガス貿易の人民元決済を展開したい」と述べ、中国がエネルギーを輸入する際に人民元建ての取引を広げたいとの意欲を表明した。
中国が中東産油国との間で石油等の人民元決済について協議するのは今回が初めてではない。例えば、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子兼首相は、2016年に初めて訪中した際に、当時のアル=ファーリハエネルギー大臣に対し石油の人民元決済という中国からの提案を検討するよう指示したと伝えられている。
以降6年余の間、中国と中東産油国の協議は断続的に行われてきたが、イランやリビアなどを除く殆どの国は、米国とのパートナーシップのリスクを懸念し、基本的には拒否する姿勢を示してきた。
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