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ファンに続編を求める権利はない(極論)

ネトフリドラマ『極悪女王』が面白くって、関連記事や動画を見て回っている。
それらの一般コメント欄にしばしば書いてあること。
「続編を作ってほしい」

僕はこの類のコメントを見るたびにカチンとくる。
同じようなコメントは他の映画やドラマでもある。
前回、同じようにカチンときたのは庵野秀明監督の映画『シン・仮面ライダー』へのコメント。

同じく「続編を作ってほしい」「続編を作るべき」的なコメントが多かった。
もちろん、ファンとして何を思おうが言おうが書こうが自由だ。
もしかしたら「すぐ続編を!」という熱望は褒め言葉なのかもしれない。

だけれども僕は思う。
「続編を求める前にあんたはこの目の前の作品を味わい尽くしたのか?」と。
1本の劇映画、1シリーズのドラマを作る労力を考えたら、1回もしくは数回その映画・ドラマを見ただけで「続編を求める」のは釣り合わない。

極論を言う。
ファンに続編を求める権利はない。
作品はクリエイターのものだ。

と、強く書いてしまうくらい『極悪女王』はクリエイターの熱がこもった作品だった。
制作スタッフも技術スタッフも俳優も。
2年をかけて10人以上の女優とお笑い芸人を本物の女子プロレスラーが鍛えた結果の映像。

どれだけ多くの人の血と汗(慣用句じゃなくって本物の)が流されたのか。
こんなもん、気楽に続編求めてええわけあらへん。
宣伝ではゆりやん、唐田、剛力の3人がフィーチャーされている。

それは当然のこと。だけれど、その周りも全部すごいから。
これ観るためだけに1ヶ月ネットフリックス入る価値はある。
2時間の映画を観るのに2000円払うんだから、6時間のこのドラマを観るのに890円〜2290円払うなんて安いもんだ。

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和田のりあき/マジックパパ
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