主語がでっかくなる問題〜主夫編〜
日本人は…男は女は…ゆとり世代は…と主語が大きすぎる主張がある。
僕は主語が大きいのに少ない文字数で断言する主張が好きじゃない。
大きい主語は本来、10万文字を費やさなければ使えないと思っている。
10万文字とはたとえば日本人論の書籍の様なこと。
そうじゃない場で大きい主語を使う場合は、最低限その意見を発する自分の立場を明確にしなければいけない。
これは自分の意見です、感覚です、でもいい。
大阪人の僕の立場からは日本人にはこういう傾向があるんじゃないかなぁって感じています。
でもいいと思う。エクスキューズする方法はいろいろあるだろう。
ただ、こんな感じで予防線を張れば張るほど、その文はどんどんぼやけてくるのだけれど。
さて、僕は15年前に主夫として発信する立場と機会を得た。
15年前、イクメンブームが始まった当時、主夫という主語は小さいものに感じていた。
これはイクメン(子育てをするパパ)も同じだった。育児しているパパというだけで少数派の時代。
そのイクメンの中でも主夫はさらに小さかった。
自分の周りには自分以外に主夫はいなかった。
主夫の話を聞く講座を主催してくださる方も和田=主夫代表という認識の瞬間があった。
念の為に言っておくがこれは主催側に認識で、僕が自分で主夫代表と思ったことはない。
いや、思い上がった瞬間はあったかも…
そんな恥ずかしいことは忘れて。
この15年間で主夫という主語はどんどん大きくなってきた。
身の周りにも主夫は増えたし。
主婦代表がどこにもいないように、主夫代表ももうどこにもいない。
主夫という主語を使うときは思い上がらず丁寧に。
ま、それでも20年前に専業主夫になった僕の立場から発信できることはある。
もしかしたらそれが人の役に立つこともあるのかもしれない、と思い上がっている。
家事シェア講座やります。