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多面体な世界に願う、たった一つの事
見えない敵との戦に、少しの倦怠感と疲労の色が漂い始めているような空気を感じつつも、これからの未来への強い思いを胸に‥と鼓舞するそんな日々であります。
在宅の仕事との向き合いかたに少しづつ慣れ、人はこうも”習慣化”という反復行動に染まれるのかと深い感心を得てしまう。
人は大なり小なり様々な事、物を引き換えにそれぞれの人生を歩んでいるのだと痛感させられます。
話は変わり、世界は未だ混沌としていて明日という最小単位の未来さえ描くことも儘ならない状況化でかく我が国も同様であり、毎日が情報と現実の境界線を見出すのに時間を要してしまう。
情報というのは日々刻々と変化、進化、追加を繰り返し、自身の精査能力と判断能力を問われていて目紛しい。
必要なものそうでないもののフィルターを持ち、少しでも未来を描くためには通らねばならぬ道であり、常に決断というスキルが重要になっている。
がしかし、今自分が見えている世界というのは果たして真の意味での”事実”なのかという問いが頭を過る。物事はいろんな側面を持ち合わせており、視点が違えば話も違う。切り取る部分が違えば全く違う話にすら聞こえてしまう。
世界だって日本だって経済だろうが文化だろうがなんだって物事は多面体であり、様々な顔を持ち合わせている。真実は一つではなく人の数だけ正義があり、それぞれがそれぞれの立場で最適解を出している。
もっと寛容な社会へ
みんなそれぞれがそれぞれの意志のもと行動し、決断を下し前に進んでいる。互いの意志を尊重しながらさらなる寛容な社会へ向かって欲しいと切に願いたい。
日本人は古来より民度が高い人種だといわれ、その歴史が様々なエピソードを物語り、今日まで形成されてきたと思う。人を思い己に問い、創意工夫と知恵を持って立ち向かっているその姿こそが真の優しさなのではないかと感じます。
だからこそ人の揚げ足を取ったり、攻撃したりしないでほしい。そして今最前線で動いてくださる医療関係者や食に携わる方、そしてこの当たり前であった日常を支えてくれるすべての方々に感謝し、理解と寛容と少しの利他を持っていたいと切に願い、自己へと言い聞かせていたいと思います。