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色とりどりの世界

カラフルな色ってなんだかワクワクします。多色表現は人によって好みの差が大きくでますが、同じトーンや同じ色相など、統一感のある多色は、好まれやすい。


以前、パーソナルカラーについて勉強した際、色には季節があり、一人一人似合う季節があるそうです。


春夏秋冬が持つ色のイメージ。なんとなく想像はつきそうだが、得てして日本人は白黒やグレーなど無彩色系の色味を身に纏うことが多い気がします。


日本人の民族的なものなのか、国民性なのかわかりませんが、無彩色の色が持つ印象が、日本人とぴたりと合うのかもしれませんね。


いずれにせよ、毎朝の通勤で色とりどりの服を着ている方に出会うと目を惹きます。見ているだけでなんだか不思議と元気をもらえる気がします。


ヘアカラーも近年はダイバシティーになり、カラフルなヘアを希望される方が増えてきました。表現者としては彩られて行くヘアスタイルがじわりじわりと社会に広がりを見せ、より自分らしくありたいと願う人たちと、それを受け入れていきたい社会が少しづつ融合し始めたように感じ、とても楽しくあります。


話は変わりますが、先日社内で小規模ながらもコンテストが行われました。入社年度によって課題があり、入社1.2年目のスタッフはベーシックなカットスタイルを。3年目のスタッフはウィッグ(ヘアスタイルをトレーニングするための人形)を使用してのカラフルなショートスタイル創作。

ベーシックなスタイルは基本に忠実にそして、正確なカットライン、綺麗な姿勢、バランスを見る感性など、シンプルながらも奥が深く、理解力が鍵を握っていると思います。

故に理解力と、自己改善ができればあとは反復トレーニングがモノを言う。


逆に創作デザインは、カットラインやそのスタイルに対しての色の配色、全体のバランスや一つ一つの精度や新しさ。そして何より、自分の中のメッセージが相手に届くかどうか。

その中で感じたこと。それは、



デザインというのは"意志"ではないだろうか?



真っ直ぐ切れている。まとまりがいい。色味が綺麗だ。だけどそれ以上にそこにあるデザインから何を感じとれるのか。そこに纏う雰囲気、空気、オーラ。そして鮮度。


評価する側としても本当に判断が難しい。どの作品にも作者の意思は感じる。


だがコンテストという名目上、順位がでてしまう。その差とはやはり意志の差なのでは。


いろんなデザインに触れながら改めて美容師の楽しさや奥深さ、そして鮮度と意志の大切さを再確認しました。そしてなにより色が持つ可能性を感じ、意志のあるカラフルおじさんも悪くないなと思う今日この頃です。





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