ニワトリが先か、卵が先かをうちで考える

うちにいる時間が以前に比べはるかに多くなり、これを機に新しい何かを始めようとする人も多くなっているはず。自分も何かを見つけようとあれやこれやしながらも、子供と向き合い彼がどんな目線で日常を切り取り、どんな世界が見えているのかを考えるとそれもまた新たな発見があります。

話は変わり、自身今の職場で20年勤め、ある程度の立場にさせてもらってますが、たまにふと自分の脳を駆け巡る事がいくつかあって、技術のことやスタッフのこと、運営や今後の未来など、もちろん家族のことも。こんな世の中になり、会社でも家庭でも運営して行くには先立つものが無ければ不安が拭えません。つまりお金が必要です。あればあるに越したこたはなく、内部留保が潤沢なら耐えうるかもしれないが、先の読めない不測の事態。不安の解消先の極致はそこへとたどり着くのではないかと思います。少なくとも人の心の安心材料の大きな比重を占めている事に間違いはなく、健康とお金は運命共同体の様なものと認識しています。

僕ら美容師は美容の仕事を通じて、綺麗はもとよりお客様の安心感や少しの幸福感をお届けできるよう日々研鑽して、その方の人生に少しの彩りを添えられるようお手伝いをしていると多少自負しています。その対価としてお金が支払われ我々の生活は成り立っていて、どんな職業においてもそこには需要と供給の関係があり、そこには対価や報酬があると思います。

ここで一つ自分が常に意識している事、それはどんな事より先に、誰かの何かの役に立つというごく当たり前でシンプルなことがまず最初の入り口であるということ。職業というのは手段であり方法ではなく、大事なのはこの”方法”であり、言い換えれば理念や信念を持ってどんな目的に向かうのか。これはおそらくビジネスだけではなく、人がアクションを起こす全ての事象に当てはまるのかも知れないのでは?と、うちであれこれ考えてみています。買い物するにも散歩するにも目的があり、その目的をどのように具現化して行くのか。なぜそれが欲しいのか?そのためにはどうするのか?なぜ痩せたいのか?どうしたら痩せるのか?もしかしたら手段が大切な場合もあり得るかも知れないが・・・

息子と過ごす日々の中で、彼の言語や行動を覚える速度、そしてそれら一つ一つの理由が明確になって行く様が、成長する喜びと考える時間を齎してくれます。

在宅ワークも長くなり早く仕事に行きたいと思いつつ、こんな素敵な時間をいただけた事に感謝です。


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