「インクルージョンを包括的にサポート」 ECG グット・プラクティクス20選(17) E1: 製品とサービスの社会的な作用と意義
本シリーズでは、ECG(公共善エコノミー)グット・プラクティクスに選ばれている20優良企業・団体を、公共善マトリックスの20項目に沿って、1社づつ紹介。
17社(団体)目は、ドイツ・シュツットガルト周辺地域を中心に、障害者や精神疾患者のインクルージョンを包括的にSamariterstiftung (サマリテア財団法人)。
E1: 製品とサービスの社会的な作用と意義
Samariterstiftung (サマリテア財団法人)は、1885年にシュツットガルトの商人によって設立されたキリスト教の思想をベースにした社会福祉団体で、現在、姉妹会社を含め2000人以上の職員で、約4000人の障害者や精神疾患者のインクルージョンをサポートしている。財団法人の目標は、経済的な活動においてデメリットを受けている人たちに、さまざまな研修活動を通して、人間として尊厳ある生活環境を創造すること。そのために、精神病院、高齢者施設、自治体、受け入れ企業、そして近郊住民のボランティアなどと積極的な共同作業をし、包括的にインクルージョンを支援している。
https://web.ecogood.org/media/filer_public/bc/c0/bcc041d5-3bc2-4e7a-8d2e-3896554bda6e/2021-04-07-good-practices-web.pdf
https://www.samariterstiftung.de
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世界35カ国、3000以上の企業・団体が参加するECG(公共善エコノミー)運動の主要ツールは「公共善決算」。横軸に人間社会の基本価値4つと縦軸に5つのステークホルダーからなる「公共善マトリックス」で、企業や団体の倫理的・社会的・エコロジカルな経営をホリスティックに評価する。SDGs17目標もすべて含む「公共善決算」を行う企業・公益団体、自治体、教育機関は、世界的な草の根ボトムアップ運動の先導役。
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https://note.com/noriaki_ikeda/m/m13ff063cc3f9