すぐに役立つ外資コンサルが短期間で知識をキャッチアップする方法
皆さん、こんちには。
皆さんの周りにも良く「要領が良い」という方はいるのではないでしょうか?特に表立って努力していないように見えるのですが、いつも涼しい顔して結果的に良いパフォーマンスを出すような方っていますよね。時間に余裕があるのが特徴かもしれません。
もちろん、地頭が良いとか先天的なモノもあるかと思いますが、この手の情報収集スキルやポイントを上手に押さえる方法は後天的に習得することが可能です。
外資コンサルはプロジェクトベースで仕事をしますので、大概、プロジェクト内容や知識については常に新たなことを習得しなければなりません。 また、当時はこの業界は「UP or OUT(昇進か退職か)」というブラック企業ど真ん中のようなことが平然と行われていた業界で(笑)、短期間に結果を求められる業界です。パフォーマンスが悪ければ即座に「OUT(退職)」ですのでこの能力は必要不可欠です。
その日々を生き残るために参考になったがアプローチが「坂の上の雲」の「秋山真之」がアメリカ留学の際に短期間で知識を習得したという物語の内容でした。「坂の上の雲」は当時の外資系コンサルタントの中ではバイブルみたいな本でしたね(笑)。
彼の知識習得方法はいわゆる「演繹法」です。
ロジカルシンキングには「演繹法」と「帰納法」というモノがあります。どちらが優れているというわけではありませんが、短期間で要領よく物事の本質をつかむやり方は「演繹法」のほうが優れていますね。
日本人は物事に100%の正解を求めることが多い国民性なので、ビジネスの際にも帰納法でのアプローチが多いかと思います。細かな事実を集めて積み上げていき全体を構成していくというやり方です。モノづくりが得意なこともこのような国民性があるかと思います。これはこれで正しいのですが、時間やリソースに限りがある場合は要注意です。
では、実際に私がどのように短期間で必要なインプット情報を習得し、プロジェクトに臨んでいたかをお話しさせてください。
よくあったのが、「翌週の月曜日からプロジェクトに参加」ということをその週の金曜日あたりに伝達されます。とてもかる~い感じで。「じゃ、お願い」みたいな感じでしたよ(笑)。いい方は軽くても求められる結果は非常に重いですけどね。与えられた時間は週末を挟んで3日くらいな感じです。
そこからの私の行動はこんな感じでした。
①まずは手あたり次第関連文献を集める
Amazonを待っていられません。オフィスを出て大きな書店に直行し、関連する文献をあらかた購入します。特設コーナー全部みたいな。そしてこの本の読破にすぐに取り掛かります。いろいろな本を読んでいると方針や内容も真逆なことを言っている本もあるのですが、読み進めていくと何かしら共通項目が見えてきます。これがその問題解決のための「共通項目≒本質」なんです。
②関連文献での「共通項目≒本質」を抽出
この「共通項目≒本質」がいくつか見得てくるようになります。「これはあの本にも書いてあったな」みたいな。そしてそれらをつなげていくとなんとなくその問題解決の「解」が見えてくるものです。
③「共通項目≒の本質」をベースに仮説を構築
そしてその「解」を紐解くアプローチ(仮説)を策定していきます。この際に大事なのは間違っても良いので「必ず仮説を構築すること」です。仮説があれば間違っている箇所だけを入れ替えて再構築すればよいですが、仮説がなければ何が間違っているかわからず、またイチからのスタートです。そんな時間はありませぬ。
④プロジェクトを進めながら仮説を高度化
その仮説をもっていろいろな方とMTGを行う事で知らない情報のパーツを加えたり、間違っていた情報を除いたりして仮説が高度化していきます。こちらの情報を与えながら先方から新たな気付きをもらい精度が増していく感じです。時には「知ったかぶり」もしてました(笑)。
大切なことはこのアプローチを習得することで現在の本業を要領よくこなすことが可能になります。そして、その浮いた時間で人生を豊かにするための新たな時間を捻出することが可能となるということです。
「時間を捻出し、副業や不労所得の時間を確保」
1日は皆平等に24時間です。ですので必要なタスクは要領良くこなすことに越したことはありません。限られた自身のリソースから新たな時間を確保するためには現在の業務量はなるべく削減する必要があります。
皆さんが取り組まなければならないことは、本業の傍ら「副業や不労所得の収入を得るための時間」を確保することになります。どんな副業や不労所得をやるにせよ、その時間が確保できなければ難しいですよね。
また、副業や不労所得の時間を確保できても、本業が疎かになってしまうのであればそれは本末転倒です。その二つを両立させるためにも、今より時間を捻出出来るスキルを磨くことも重要になってくると思っています。
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