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Perpetual Traveler(永遠の旅人)とは?

皆さん、こんにちは。

私のプロフィールや自己紹介で「Perpetual Traveler(永遠の旅人)」とお伝えしていますが、「そもそもそれは何ぞや?」と思っている方もいらっしゃるかと思いますので、今回はそちらを少しご説明させてください。

Perpetual Traveler(永遠の旅人)」は一応Wikiにはこのような説明が記載されています。簡単に説明すると世界3か国以上に滞在することで、どの国にも「居住者」扱いにはされず、所得税・住民税を請求されない状態かなと思っています。

基本的には個人の所得税というのは、「短期滞在者免税(182日ルール)」が適用されます。これは、当該国における滞在日数が182日以下などの条件を満たせば、その国での個人所得税の納税義務は生じないというものです。

極端な例でご説明すると、1年365日のうち日本に182日、タイに182日、シンガポールに1日という状況であればどの国にも所得税を追われないということですね。

まあ、日本では「滞在日数に限らず、日本での経済活動による収益は課税する)」みたいなグレーな解釈が出来る条件が付いているので(経済活動って具体的になに?)、ここまでシンプルではないのですが…。

また、たいていの国はビザなし滞在がMAX90日(カナダ?台湾?)くらいが多いので、上記3か国で暮らそうとする場合はどこか長期滞在ビザを取る必要があります。

以上のような条件を考慮し、効率的&効果的にこのライフスタイルを実行するための「メソッド」が少し整理されております。代表的な考え方として「5フラッグ理論」というものがあります。これを私の例に当てはめて簡単に説明いたしますね。


1.国籍を保有する国

これは日本になります。日本のパスポートパワーはシンガポールと並び世界最強なのでこれを放棄する気はさらさらありません。

2.資産を運用する国

こちらは現在は日本とカンボジアになります。日本はもちろんキャピタルゲイン課税はあるのですが、現在はその分テクノロジーの進化により運用コストが大幅に低くなっています。もうひとつのカンボジアについてはまたどこかでご説明させてください。

3.市民権や居住権を持つ国

こちらは日本とタイになります。日本以外にどこか長期滞在ビザを購入しようと思っていましたが、最終的にタイにしました。こちらもまた別機会に詳細をお伝えさせてください。

4.法人を設立する国

私は日本にのみ資産管理会社を保有しており、その他の国には現時点法人は保有しておりません。この理論が提唱された時代と少し状況が異なっており、タックスヘブンや租税回避地にペーパーカンパニーを作ることがだいぶ困難&コスト高になっており、また現在の私の資産と収入ではなかなかペイできない状況です。今後、資産と収入が今より増加すれば検討してもよいですが…。

5.遊びや余暇を過ごす国

これはまあ、どこでもよいですね。とはいえ、私はアジア人で寒い所より暖かい所が好きなのでどうしても南寄りのアジアが多いかと思います。日本もまだまだ知らないところが多いので、コロナが収まればいろいろ足を延ばしてみたいと思っています。

ということで、私自身は日本滞在日数を減らし、現在は住民票は日本から抜いているため日本では「非居住者」という位置づけです。こちらについてもメリット/デメリットでご説明させてください。

【日本非居住者のメリット】

・住民税が免除される

・所得税が免除されることが可能(日数以外にも諸条件あるのでご注意を)

・年金や社会保障費用の負担がなくなる 

・非居住者なので、日本国内の免税店で免税扱い 等々

【日本非居住者のデメリット】

・健康保険がなくなる

・選挙権や補償金(コロナとかの)がなくなる

・年金が居住者であった時点まで支払ったもののみとなる 等々

メリットは税や社会保障負担が減る/なくなることです。日本の税制は属地主義をとっているので日本の居住者には全力で負担を強いりますが、非居住者には優しい国です(笑)。

デメリットは「社会保障」が受けられなくなることですね。ただ、これも国籍を日本のままであれば、健康保険に関しては転入届を出せば発行して頂けますし、年金も今まで払った金額をベースに老後は受け取り可能です。

年金に関していうと個人的に実施している金融投資では5%程度を目標に運用していますので、その運用実績では20年後には基本2倍にはなる予定です。(72の法則)

政府が「年金は損はしない」と言っていますが、これは元本程度は戻ってくるという意味では嘘ではないのですが、複利の運用効果を完全に無視したロジックです。

とまあ、それぞれメリット/デメリットがあるので一概にどちらが良いかはそれぞれの方によって違うと思いますが、今までのように無条件に「日本人だから日本に住む」というような環境から大きく変化してきているのは事実かと思っています。テクノロジーの進化により複数の国に滞在するということがだいぶコストを抑えられるようになりました。

もちろん、日本は世界で見ても素晴らしい国ですし、インフラは整っているし、文化も個性的で美しい国だと思っています。

一方で、同調圧力が強く、強い個性を伸ばせなかったり、経済ではここ20~30年間閉塞感が漂っているのも事実かと思っています。

大切なのは現状や環境に不満や文句を言っていたずらに自身と時間を浪費させることでなく、他の環境や国に移動できる「羽ばたけるチカラ」をしっかり養うことかなと思っています。


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