投資家として大切な銀行さんとの付き合い方
皆さん、こんにちは。
投資を成功させるためにはいくつか大事なことがありますが、その大切な一つとして「レバレッジ」があります。
個人で金融投資のみの方は決済機能以外ではなかなか銀行さんと取引がない方も多いと思います。ただ、資産増やすためには有効な手段ですので、早い段階から銀行さんとお取引をしていくというのは決して無駄なことではありません。
というのも後で説明しますが、銀行さんとの関係構築には少し時間がかかりますので「必要な時にすぐに」というのはなかなか難しいんです。
私も投資のベースは不動産投資が基本であるため、レバレッジをかけて資産を運用しています。金融投資と違い「不動産投資」はこの「レバレッジ」と「節税」が可能となるため、ほぼ全てと言ってよいくらいの富裕層が実施している投資活動になります。
現在の銀行さんが置かれている環境は?
昨今、日本はこれだけ金融緩和が進んでいるので、一昔前のように銀行さんが企業の生命線である融資を押さえて生殺与奪権を持っているという感じはありません。特に中小企業以下を担当しているリテールマーケットでは貸出先があまりなく融資競争が激化している状況です。行内では半沢直樹のような権力闘争はまだありますけどね(笑)。
誤解を恐れずに言いますと、現在の金利状況は「有史以来初めて」レベルの低金利です。この低金利で「必要」な調達を実施しないのは機会損失していますし、もし、この調達コストでビジネスがうまく回らないようでしたらはっきり言うとビジネス自体が間違っております。コロナを除けばそれくらい現在の日本の調達環境は良い状況ということです。
良い条件で資金調達するためには?
まずは銀行さん側の仕組みを理解する必要があります。ご存知の方も多いかと思いますが、銀行さんは企業との癒着やコンプライアンス強化のために担当者の方は定期的に移動になります。支店長と担当者では少しサイクルが異なりますが、それでも2年~5年くらいで担当が変わることが一般的です。
そのために担当が変わっても円滑な業務引継ができるように、顧客別の「カルテ」みたいなものが存在しています。担当と仲良くなることも大事なのですが、本当に大事なことはこの「カルテを充実させる」ということです。
銀行さんは一回の取引の結果や短期間の収入UPをそこまで重視していません。彼らが重視するのは「継続的」な取引や「安定的」な収益の確保です。ですので、一度の取引でこちらだけが儲けるのではなく、必ず銀行さんも儲けられるWIN-WINな取組を増やし、彼らが力を入れている取組や数字が何かを理解するような気配りが必要不可欠になります。
私の場合は「損?」して得を取れ
私はいくつかの銀行さんと取引させて頂いておりますが、メインバンクはファミリーでお世話になっている銀行です。先ほどの話のように銀行さんは「継続的」「安定的」を好みますので、取引は一人よりファミリー、一世代より二世代のほうが断然有利になります。
と言ってもいきなりそこまで拡大するのは難しですよね。ですのでまず自身で何をしていくべきかということからお話したいと思っています。
極端にいうと「損して得を取れ」という感じです。もちろん、損はしませんねどねw。銀行さんの協力で作ったビジネスでは利益を自分だけにせずある程度銀行さんにも儲けさせてあげることです。
例えば、銀行さんの融資をもらい不動産投資を実施します。これによりインカムゲインが増えますので、私のキャッシュフローは改善しますよね。その際にはその時々で銀行さんが欲しい営業数字を助けてあげています。
具体的には保険や投信ですね。私は投資としてはあまり魅力的でない「貯蓄型保険」にも月々かなりの額をお支払いしています(笑)。保険料の支払期間は最大限短くしていますが。
これは私の希望というより協力してくれた銀行さんへの感謝の気持ちの面が多いです。ただ、これだけでは終わりではありません。
次は「貯蓄型保険」に加入することを念頭に「調達コストの更なる優遇」をご相談します。不動産では投資額が大きいので、例えば「10億」融資残高があれば1%でも改善すれば年間「1000万」利益増加ですよね(また当たり前のこと言っていますw)。
「そんなことが可能なのか」と思われる方もいるかと思います。ただ、銀行全体で見れば損かもしれませんが、現場レベルでは結構喜ばれます。現場は「今月は金利の数字はあまり追われていなく保険の数字だけ追われている」とか「今年は金利は達成しているので保険の数字さえ達成すれば」というのはよくあることなんです。
貯蓄型保険で利益が少なくても、こちらで収益改善出来ればノーリスクで全体の利益に貢献してくれます。ここが本丸だったりします(笑)。このようなWIN-WINの取引の繋がりがカルテを充実させ自身の与信をさらに向上させてくれます。
大切なことは「自分自身の周りもちゃんと儲けさせること」。これを意識することで外から儲け話が自動的に入ってきますし、自身の作業負荷も減らすことでのん気なセミリタイア環境が整いますのでw。
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