結果が出なくても「頑張らない」~逆境に慌てない理由~
「結果が出ない」「評価されない」こういう時期にどう振る舞うかで半年後、1年後の結果は大きく変わってくる。
逆境から這い上がる人物の資質とは何か?
強靭なメンタル?
恵まれた才能?
運を引き寄せる力?
両者に才能の「差」はなかったのではない。
もし違いがあるとするならば、それは「考え方」だ。
どんな一流であっても、上手くいかない状況は必ず訪れる。
そんな時、
「今まで以上にがんばる」
「血のにじむような努力をする」
「自分を見つめ直す」
「やり方を大きく変えてみる」
一般的に、結果が出ないと、こうしなければならないと考えてしまう。
結果の出ない現状を「否定」し、どこか別のところに正しい「解」があると思い込んでしまう。少なくとも「このままで大丈夫」とは思えない。
これは「努力」こそ正しい発想だと思っているからだ。
しかし、超一流は違う。
彼らは絶対に「今はダメだ」「自分が間違っている」とは考えない。
なぜなら「もっと努力しなければダメだ」という思考は、これまでの自分を否定することになるからだ。
彼らは、結果に振り回されて、ペースを乱すよりも、継続することを大切にしている。
超一流たちの思考は、とてもシンプルだ。
「焦らず。毎日コツコツ」
これが超一流の行動学だ。
「今より倍の量をしなければ!」とか「やり方を考え直さねばダメだ」という方向には向かわない。
また、「結果が出ないのは努力が足りないからかも」と自分のパフォーマンスが冴えないことに対して変な不安も持たない。
「不振に陥ったときには、何倍もの量でそこから脱出できるはずだ」という考えは、とても偏った考えかもしれない。
一流は不振に陥ると、むしろひと息ついて、何が問題であったかを考える。そして、今までやってきた行動に対しての改良を「少しだけ」加える。だから、外から見たら、悠長に見えるかもしれない。
だが、結果が出ないのであれば、それに対しての対策を見つけ、実行すればいい、ただそれだけのこと。
結果が出る、出ないにかかわらず、目の前の仕事に真剣に臨んでいるならば、大切なのはそれ以上にがんばろうとすることではない。むしろ初志貫徹でやり続けること。
多くの一流になりきれなかった人物は、あるときは頑張りすぎたり、逆にあるときは頑張れなかったりと不安定である。
精神的に成熟していない人物に見られるのは、頑張るときはめちゃくちゃ頑張るのですが、少しうまくいかなくなると「ああ、もうダメだ。やめた」となってしまうこと。
これではせっかく素晴らしい才能があっても、いいときはいいけれど、ダメなときはダメというパフォーマンスになってしまう。
大切なのは、コツコツとやり続けること。
あるときだけむきになってめちゃくちゃ頑張るよりも、小さく続けることのほうが大切だと理解しなければならない。
今日はこんな文章に出会った。
こんなにも今の自分に刺さる文章はない。
映画【えんとつ町のプペル】2020年12月公開
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