【脳トレ・ボイトレ・シニアライフ】第59話
N♠「腹部筋(実数君)の中枢部『丹田』を、虚数軍が攻め込む構図が見えてきたかな?。
この辺りに来ると、難易度がジャンプアップするから、楽しさ・充実感が倍返しで跳ね返って来るぞ。と言う事で、今回は球体呼吸に慣れてしまおう。」
B♡「球体呼吸って、風船のイメージで良いのよね。風船のポッチが息(虚数君)の出入口に成るわね。風船君を膨らませるだけなら、呼吸機能が有るだけで良いから、ちびっ子にも出来る超易しい操作なのよね。でも、この時の風船君の中心点は、とても曖昧で脳みそ君の想像力が必要だわね。」
N♠「この風船君を人間の身体に置き換えると、俄然、複雑さがテンコ盛りになるよね。身体風船君の中には、呼吸機能・背骨・横隔膜・腹筋・背筋・消化器空洞・肛門密閉機能・声帯密閉機能・脳指令機能・・・等、精密器官が複雑に組み込まれているんだ。この極超精密風船が「声」を作り出す訳だから、操縦操作に熟練するしか方法は無い。3次元操作だからジェット機の操縦と、さほど変わらないかもね。」
B♡「私が思うに、この風船君を筋力で操作しちゃダメなのよ。息(虚数君)だけで操作すれば良いのよ。「筋肉(実数君)の中心」&「息(虚数君)の中心」を意識して脱力しろってNoriから良く指摘されるけど、自分が精密風船君に、なり切るのは並大抵じゃないわ。」
N♠「今のBincoには、息(虚数君)の密閉感覚が不十分だ。通常の単なる息止め呼吸ではなく、歌唱中の密閉開閉感覚は、100分の1秒、1000分の1秒の瞬発動作だから、かなりの意識度(脳トレ)とボイトレが必要となる。常時、日常生活の中にその意識を取り込んで慣れて欲しい。例えば、コップの
ジュースにストローを入れて、息(虚数)を吹き込み泡立てる時、大量のバブル(泡)よりも少量の微小マイクロバブルをコンスタントに出し続ける難しさに、とても似ている。球体呼吸の微細化に励むんだぞう~。」
【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
今回は、球体呼吸を追求している訳ですが、この数式コーナーでは、円呼吸
で取っ掛かりを掴みたいと思います。分り易くする為、「半径=1」の単位円を考えます。この単位円の円周の天の位置に息(虚数君)の出入口を設定しておきましょう。この天のスキマを介して呼吸する時、このスキマを密閉すると、息(虚数君)の圧力は、円周に同等に分散されます。つまり円周にかかる圧力を合算した圧力を中心点に受けます。「円周の長さ=2πr」ですから、「半径=1」の単位円では、中心点には2πの圧力がかかっている訳です。
単位円の円周に中心点と同じスキマが発生すると、2πの圧力で、息(虚数君)は放出される訳です。単位円の中心点と円周のスキマを同等に設定すると円呼吸の仕組みが見えて来ませんか?。
この円を球体に設定変更すると、半径rの球体の表面積の公式は=4π×r×rですから、「単位球の表面積=4π」となり、単位球の中心店には、息(虚数君)の吹込みによって、4πの圧力がかかります。
この中心点は限りなく微細な点ですから、単位円の中では、分数の意識がとても有効となります。この中心点のスキマが円周のスキマに連動しますからスキマサイズは、千分1・万分の1のオーダーとなります。したがって操作の瞬発度も極めて短時間のオーダーが要求されます。単位球の半径は1メートルに設定しても良いし、1ミリメートルに設置するのも自由です。脳トレのレベルでは、1ナノメートルに設定する事を、お勧めします。