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【ボイトレ・脳トレ・シニアライフ】第47話

N♠「このシリーズも気が付くと最終段階に近づいてきた。
起承転結の中の「結」の領域に入っていると思って良いよ。
Bincoの意識が到達していない首・頭部に集中してボイトレを進めるからそのつもりでね。
さて、頭部発声に慣れてしまうまでには、大前提の腹式呼吸を忘れがちになるから、脳トレ・ボイトレの協調が欠かせないぞ。という事で、これから進めるボイトレに細心の注

意が必要なのは、舌の微妙な存在感なんだ。
舌には、食道系から気道系へ食べ物が誤嚥しない様に、気道の入り口を塞ぐ本能的働きが備わっている。この時の舌の筋肉は不随意運動だから、舌自身を操作しようとすると逆効果に成ってしまう。
舌の扱い方は、とても厄介なんだ。息(虚数)で舌に圧を加える事なら問題は起こらない。虚数パワーで、もてあそばれる舌を大いに活用して欲しい。「ベロは食べ物を味わい、ベロの根っ子は味わいのある声を生み出す。」と言うイメージでボイトレしてみる事をお勧めするぞ。」

B♡「私、Ai採点コメントで舌が上がらない様にって、よく指摘されるわ。全然治ってないみたいなのよ。自分ではどうにもならないわ。そのせいか、高い音程が出ていないという指摘を度々受けるのよね。」

N♠「その悩みを、これから揉みほぐしていくから、楽しみにね。
Bincoが苦手の複素数円の図表から読み取れるのは、頭部へ吹きこまれる息(虚数)は背骨の延長線にある頭のテッペンが出入口だ。この一点は無条件で設定して欲しいんだ。
この点が気道系・食道系を繋ぐ要所だからね。この点を息(虚数)が通過するのと全く類似の様子が声帯内で同時進行している訳だ。即ち、発声の為の息(虚数)の吐き出しは、頭のテッペンから始まり、頭部空洞・食道空洞・胃腸空洞・肛門内を膨張させる圧力が、じわ~っとかかるよね。この圧力を生み出しているパワーの源は、腹式呼吸で賄われているんだ。」

B♡「食道系のエリアでは、呼吸操作は出来ないのよね。空洞を提供するだけだとしたら、脱力操作だけが最後の切り札と言う訳ね。体感できない脱力操作はボイトレの最大関門なのね。」

N♠「そういう事なので、消化器系空洞は息(虚数)を受けて膨張・収縮動作をするだけだよね。だから、消化器系の一部である舌は、海中で揺れる昆布に例えると分り易いよね。昆布の根っ子が海底の泥へ、揺れによる影響を及ぼす様に、舌の揺れは呼吸器系筋肉(実数)へ影響を与え、発声操作を誘発しているんだ。この様な舌の微妙な働きの体得は、ボイトレを繰り返す事しかないぞ。」

B♡「私には、でっかい難問だわね。この難題パズルを生きてるうちに完成できるかな~。これが完成すると、高い音程が表現し易くなるらしいから何としても、やり遂げなきゃ・・・。」

【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
舌は、その筋肉密度の高さ故に、脱力すれば真下方向へ落下し、周りの柔何な筋肉を引き込みます。ドロッとしたスープの中へ硬めの具を落とし込んだよなイメージです。比重の差で氷が水面に浮いたり、難破船が結局水没して

しまう比重の自然現象をイメージに取り込んで、舌へのボイトレ対応を試して見ましょう。比重を体感するのは、かなりの難題ですが、脳トレを駆使してボイトレを行えば、自分なりの図表化が完成するかもしれません。体感の得にくい未知の現象は、中々、前に進めなくなります。そんな時、様々な図表設定を試して、試行錯誤のボイトレに挑戦すると、脳みその中に発酵菌が生まれるかも知れません。


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