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【ボイトレ・脳トレ・シニアライフ】第21話


N♠「前回は、Bincoは普段のぐうたら脳みそをかき回されて、たたき起こされたんじゃないかな?
たまには、天日に当てて快適なリラックス効果を脳細胞の隅々に染み込ませてやるんだぞ。
Bincoが年の割に若いって言われるのは、脳みそが常時発酵してるお陰だからな。」

B♡「ここんとこ、ややこしい虚数君とじゃれ回ってるせいか芯の芯まで、ほぐれたかも知れない。自然にビブラートが出てくれるし、脱力ボイスに抵抗感ないのよね。
この調子なら90歳の誕生日(4月30日)までにAi採点90点が楽勝かも?」

N♠「最近のBincoのカラオケを聴いていると、息(虚数)に全面委任出来かけてるよな~。かなり努力の跡が見えて来たぞ。Bincoには複素数図表では理解して貰えないので、尾骶骨辺りが息の中心点だとしか教えてない。
にもかかわらず正しいボイトレのルートを外していないんだ。あっぱれ!あっぱれ!」

B♡「背骨を息の中心軸として忠実にボイトレしてるわ。
背骨の胸側が体内で、背骨の背中側が体外に成るから、背骨が息の境界線になるのよね。
この簡単な脳トレを活用しながらNoriのカラオケ発声を参考にして、自分の声に結び付けてるだけなんだけどね。」

N♠「ここから先は、とても微妙な領域だから息軸(虚数軸)にこだわってボイトレを進めていくぞ。
複素数図表の線が交差する部分は特異点と呼ばれる重要点だ。
例えば、T字路の交差点・Y字路の交差点・十字路の交差点等が、道路上の特異点となる。この特異点での息の出し入れが、これからのボイトレ課題となるぞ。」

B♡「背骨と横隔膜の交差点は十字路の特異点なのよね。この点を息の出し入れにしてるけどその先がボンヤリなのよね。」

N♠「息の通り道は、脳指令で指示をしてやらないと暗中模索のままでは、ボイトレのスピードは低下してしまうよね。
俺的には、脳みそに一筆書きを提案してあるんだ。
先ず一筆書きの線は一次元の極細な吐息を用意する。
「背骨と横隔膜の交点=出発点」→腹部背骨→尾骶骨→下っ腹→へそ→横隔膜下辺→「出発点」→横隔膜上辺→へそ→あばら中央→のど仏下部→胸部背骨→「出発点」。
この一筆書きは、腹部通過中は吐く息、胸部通過中は吸う息になる事で完成する。ボイトレの通過点として練習に取り入れてみようね。
これは前回に紹介した「メビウスの輪」がヒントとなってるんだ。」

B♡「この一筆書きだと一方通行で行けるのよね。呼気・吸気の切り替えが楽にやれそうね。しかも胴体全てを使うから、それとなくボイトレっぽい雰囲気が膨らみそうね。」

N♠「登山の難所で補助ザイルを駆使して頂上を目指す様にとてもよく似ている。ボイトレ進化の取っ掛かりになるぞ。」

【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
複素数図表にはボイトレ進化に役立つ切っ掛けが、ちりばめられています。上下に貫く虚数軸は、背骨に設定するとボイトレにとても馴染んでくれます。
この軸を外れた途端に、虚数君は実数君の振る舞いをしてしまいます。即ち、背骨のコアーを上下に通過する極細な虚数糸だけが周りの実数君を思いのままに操ります。
複素数円内の虚数軸以外の空白部分は実数エリアです。虚数君が真空遊びを始めると真空部には、どっと実数君がなだれ込み実数君は歪みを生じます。この歪みを感じ取るのがボイトレの役目です。
虚数君と実数君との絡み合いを是非体感して下さい。」

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