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【脳トレ・ボイトレ・シニアライフ】第78話

N♠「息(虚数君)が自律的に動ける感覚が出てくると、様々なバリエーションを楽しめるから、ボイトレレベルの進化スピードは加速するしかないぞ。これから先、虚数軍が実数軍に攻め込んで、体内の要所を呼吸パワーで支配して行く心構えをを持って欲しいな。」

B♡「これまでの息(虚数君)感覚じゃ全然足りてないって事なのね。息のパワー不足をリキミでカバーしてしまう悪いクセが治らないわ。度々指摘されちゃうけど、自分では、まるで気が付かないわ。」

N♠「そうなんだよね。自己判断が出来ないので安易な筋肉(実数君)頼りに落ち込んでしまうよね。この落とし穴に落ち込まないために、取りあえず横隔膜から下は海水として脳みそ操作してみよう。この海中へ息(虚数君)の素潜りを試して欲しい。

これから先は未体験ゾーンだから、あせらずに息(虚数君)遊びを楽しみたいね。」

B♡「息(虚数君)を海中へ吹きこむためには、ストローを使わないと無理よね。」

N♠「だよね。でも体内には、ストローなんて無いから脳みそ君にオーダーして息(虚数君)ストローを取り寄せるんだ。このストローは息(虚数君)の強弱で伸縮自在だ。ちなみに、素潜り競技では、ほぼ100mが限界だ。この深さでは、『海中10気圧+大気圧1気圧=11気圧』のとんでもない圧力がかかっている。人体の肺が耐えられる限界と言う訳だ。この自然最大耐圧を頭の片隅に於いて、ボイトレに役立てて欲しいな。」

B♡「私の年齢では、海中1mの素潜りが限界ね。私の歌唱中、高いピッチを出しにくいのは海中深度への息(虚数君)送りが足りて無いからなのね。」

N♠「それが分かっただけでも、『目から鱗』の成果だ。ちなみに、『目から鱗が落ちる』という諺は、新約聖書に由来するらしいぞ。虚数感がプンプンする神の領域だよね。心や魂に依存すればする程、肉体の負荷はどんどん軽減して来るから高齢者ボイトレに採っては、楽しさが果てしなく膨らむパラダイスだよね。」

B♡「私が歌った後、気分がホンワカするのは、そういう裏舞台が有ったからなのね。虚数君と、じゃれる自然体の心構え、少しは分かって来たかもね。」

N♠「但し、どんな事にもメリットだけなんてあり得ないぞ。例えば嵐の様な風(虚数君)が吹きすさぶ時、弱い建物は吹き上げられて破壊されてしまう。身体内を巡る息(虚数君)の風が、もしそのように強大だったら、筋肉(実数君)はそれなりの圧力にさいなまれるよね。そんな時、筋肉(実数君)はスキマを閉ざして息(虚数君)をスキマから逃がさないような自然行動をとるから、かなりの圧迫感を受ける筈だ。この感覚は筋肉疲労に繋がるから基本の『受け身の筋力』が必要となる。

受け身の筋力(実数君)は、高年齢の人にはデメリットの一つかもね。その圧迫感を感じなかったら、強い息を作られていない事になる。」

【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
素潜りと違って、潜水艇の様に鉄素材(実数君)で対応すれば、『1000m=100気圧』深度の潜水が可能となります。

この様な最先端の潜水調査船にも補助的に船内気圧を高めて対応しています。この様に、実数世界と虚数世界が激突する高圧には数学で対応しておく準備が必要となります。一方、ボイトレ対応では人体の胸部は虚数君優勢の世界です。このエリアでは虚数君は3次元の空間を構えています。この3次元の空間は、虚数的に2次元の横隔膜で仕切られています。横隔膜の下を海中と見なせば、海中へ息(虚数君)の素潜りで侵入する訳ですから1次元に変身するのが分かり易い構図となります。その1次元から湧き出す泡は球形ですが、その球形泡を『極限の0点』に脳トレ操作する事で腹式呼吸動作を無限に対応できる虚数操作に転換します。点は『0』の極限です。私なりには、アクセント(アエイオウ)の様な『実数空間の特異点』を便宜上『0次元=想像次元』の枠内で行うような意識でシンプル化しています。

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