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【ボイトレ・脳トレ・シニアライフ】第27話


N♠「声帯・舌根は首の辺りにある事を、しっかり再認識しておこう。
歌を指導する先生の「喉を開くんだ」という言葉を耳にした事が有ると思うけど正に首の辺りを開くことが重要だという事だよね。
それにかかわる最も重要なパーツが舌根なんだ。」

B♡「Ai採点のコメントで息を喉奥へ吸い込むよう指摘された事があるけど、かなり奥の方なのよね。まだまだ吸い込み操作が未熟みたいね。」

N♠「舌根は首エリアにあると、しっかり区別してボイトレするといいよ。息が通過するだけの無感触筋肉だから、「脳みそ」即ち「息(虚数)」に託すしかない。」

B♡「段々、息が幽霊に思えて来たわ。幽霊を思い通りに動かすのは、心の担当なのよね。情感・感動・不安・魂・・・等、この虚数部分が欠けている歌唱は、筋肉頼りの未完成ボイスと考えていいわね。」

N♠「そこまで分かって来たBincoなら、虚数村の村長になっても、おかしくないぞ。
特に首から上の頭蓋骨内は、筋肉(実数)の薄膜に囲まれた虚数エリアだから、村長さんの腕の振るいどころになるぞ。頭蓋骨内の虚数空洞の活かし方が、これからのボイトレ課題だね。」

B♡「ボヤ~っとした雰囲気が少し解かるのよね。
最近、Noriに連れて行ってもらう事が多いライブカラオケのステージに立った時、まるで緊張しないのは、筋肉君(実数)に頼っていないと思ってもいいのかな?。拍手してくれた人にアイコンタクトでお礼する余裕も出て来たわ。」

N♠「Bincoのステージ歌唱は、かなり余裕があって堂々たるものだぞ。
その内、頭のテッペンからオーラが湧き出して来るかも知れないな。
オーラは虚数村特有の「のろし」だからな。最近は、近くにいる他のお客さんのササヤキ声に耳を傾けると、「最高齢なのに声が良く出てるわね。」・「声が綺麗ね」・「姿勢がしっかりしてるね」・・・等と聞こえて来るぞ。ある意味ではお客さんの中では最高齢で有名人だからな。」

B♡「最近、歌うのに余裕出来て来たせいか手足のフリを付けたいな~っと思うようになってるわ。」

N♠「その余裕!お客さんたちに、受けるかも知れんな。ボディーアクションは、大いに歓迎だね。
一つだけ注意して欲しいのは、頭のテッペンの一点は、全ての動きの支点として捕えて欲しい。この一点は発声の急所だから、グラグラ動かすのは、発声能力を阻害するからな。要するに、背骨が動いても背骨の最先端は固定している状態にして欲しいという事だ。」

B♡「頭って、そんなに微妙なんだ。考えたこと無かったわ。という事は、頭が胴体の上に乗っかっているのではなく、胴体が頭にぶら下がっていると考えた方がいいのかな?」

N♠「そのとおり!これから先は、その積りで体を動かす習慣を付けるといいぞ。体がどんどん若返るかもな。俺はこの歳でも、階段をピョンピョンうさぎ跳びで上下する癖があるけど、全く苦にならない。それよりも、ボイトレの脱力トレーニングとして活用している。」

【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
いよいよ頭エリアでのボイトレに移って来ました。
複素数図表の捕え方も、円の頂点が声帯だったポイントが、声帯から頭のテッペンに置き換わります。
そのままで分かりにくい人は、頂点部を膨らませて「雪だるま君」を作ればいいと思います。

ボイトレの対象は、頭部に移動します。図表が変形して、ほんの少し難度が高まる応用問題となりますが、これ迄の腹式呼吸と同化させてボイトレ課題を楽しみませんか?
はるかに異質のステップアップが期待できますよ。ちなみに、複素数図表を、あちこちにサイズを変えて、当てはめると各々のポイントでの働きを読み取り易くなります。

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