【ボイトレ・脳トレ・シニアライフ】第73話
N♠「一対の肺に、こだわる事の重要さが徐々に分かりかけて来たかな?。一対の肺は別々に個々の動作を担う認識が重要だ。例えば、両手を使って音を出す拍手はボイトレにとって最適のサンプルだ。左右の手は同時操作で手のひら内の空気を急激に圧縮し、スキマの空気が急激に排出して音が生まれるよね。両手の手のひらの手加減で、様々な拍手音を演出できるぞ。
発声との決定的違いは、「実数(手のひら)主導」なんだよね。「虚数(息)主導」の発声とは正反対の仕組みになっている。」
B♡「左右の肺のセンターを縦に仕切っている背骨は呼吸の支点になってるのよね。息を吸い込んだ時には、胸側に息が溜まり、背側の息は排出するでしょ。息を吐き出す時は、胸側の左右上下が縮まり、背側に息が移動するのよね。」
N♠「その呼吸移動を認識しておいたうえで、「息の吸い込み=縦軸」・「息の吐き出し=横軸」に設定して置くと発声呼吸が、とてもシンプルになるぞ。このシンプル構造を胴体・喉・舌・頭部に当てはめてボイトレが出来れば、新しい進展が見えて来るかもね。縦軸・横軸の交点が息の出口となり、ボイトレの集中化による突破口になるかもね。」
B♡「ちょっと、分かって来たかも知れない。息の流れが、整理出来てきそうよ。十字架呼吸をしっかり練習してみるわ。」
N♠「十字架遊びで、イエス様に褒めてもらえよ。十字架の交差点で「吐き出す息=右ネジ回転」・「吸い込む息=左ねじ回転」も同時にボイトレするんだぞ。これは理科で習った電流・磁界の関係と全く同じだ。要するに自然界に、ありふれた虚数現象なんだ。但し、簡単そうに見えて使いこなすのは簡単ではない。最も難関なのは、出入り口から出入りする息の糸(虚数糸)を極細に出来るかどうかだ。」
B♡「そうなのよ。極細って未体験の細さなのよね。私の脳みそでは考えられないのよね。蜘蛛の糸の細さじゃ、まだまだでしょ。」
N♠「そうだなぁ。こういう例えはどうだろう。嵐の日にアルミサッシの窓を密閉してロックを掛け、レースカーテンを閉じて置く。風は全く遮断されて
いる。でもレースカーテンが、かすかに揺れている。この密閉後のスキマ風は限りなく虚数糸の様相をはらんでいる。この様に、「密閉する事の困難さ」、「密閉スキマを通過する風の流れの強さ」はボイトレの大きな課題となる。」
B♡「息の流れに回転をかけるのが、何に役立つのか今一分らないわ。コマが回ってると倒れないで安定するのはその内の1つよね。」
N♠「そうだね。その他には弾丸が回転して威力を増す様に作られている。又、スケーターの様に回転を正・逆、自在にコントロール可能だ。」
B♡「なるほどね。その回転効果が声に反映すると、たのもしそうね。息だけで何もかもをやり遂げなきゃいけないから、簡単じゃないけど年令に関係なく出来そうだから楽しんでボイトレ頑張れそうだわ。」
【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
C国の挑発的な軍拡の警戒の中、日本国産レールガンの実証実験の成果が報じられています。このレールガンは、2本の並行する陽極・陰極の間にセッ
トされた金属片を「電磁気力(虚数力)=ローレンツ力」により、マッハ3程の速度で射出するゲームチェンジャー的近代兵器です。底知れない破壊パワーは、左右一対の電極(虚数対)から生み出されます。ボイトレのパワーアップも一対の肺から引き出すパワーを工夫する事で効果が上がります。この兵器に流れる電流により発生する磁力線は電流の虚数糸を取り巻いて回転しています。この自然原理はボイトレでも共通する仕組みとして何ら変わりが有りません。