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【脳トレ脳トレ・ボイトレ・シニアライフ】第67話

N♠「どんどん虚数感に満たされて行く最近のBincoは、筋肉の束縛から解放されて行く雰囲気が漂い始めて、とても耳触りの良い歌唱力を表現しているね。その雰囲気を壊さずに、筋肉(実数君)の「収縮感・膨張感」を感じて欲しい。そんな観点から今回は、筋肉系(実数系)の虚数君に対する忖度感を紹介するぞ。」

B♡「そう言えば、私には筋力を緩める意識だけしか無いわ。筋肉(実数君)は、しゃしゃり出てはいけないのよね。虚数君に忖度する振る舞いって、全然理解出来ないわ。」

N♠「これから体験する虚数感は、これ迄とは違った体感を誘って来るから、ぐぅ~んと楽しいぞ。但し、これからは「主役=虚数君」・「脇役=実数君」の主従関係を、しっかり守って欲しい。
と言う事で、この瞬間から、
「息を吐く」と言ったら「虚数君エリア⇒実数君エリア」を意味するぞ。
当然、「息を吸う」と言ったら「実数君エリア⇒虚数君エリア」を意味するぞ。
今までの常識的な筋肉中心の実数呼吸とは真逆だよね。この虚数呼吸に、脳みそも身体も慣れきってしまおうね。」

B♡「脳みそで分かったつもりでも、虚数君って正体の捕らえどころが無くて今一ピントが合わないわ。階段を一歩一歩、踏みしめて登っていくような安定感が出ないのよね。」

N♠「勿論だ。虚数君の本質は底なしの深さで満たされている。そのくせ、超ウスッペライ真空膜に変身することも朝飯前だ。この変幻自在の振る舞いを自在に操る試練が、これからのボイトレだから、柔軟な対応力で楽しむんだぞ。
楽しむエリアは、唇・鼻・頭部・舌・のど・食道・胃・腸・尾底

骨・・・等と絡み合う空洞呼吸が、かかわって来るから、そのつもりでね。ちなみに、「NHKのど自慢」の番組名の様に、「のど」が発声の中枢である事は、予測が出来るよね。」

B♡「という事は、声帯外の虚数エリアが対象なのね。このエリアの中で呼吸力を思う存分使っても、筋力リキミが最小限になりそうね。」

N♠「ここからは、最終コーナーに向かう最難関のボイトレ領域だ。鼻の空洞から息を吸い込んで、唇の空洞から息が出て行く経路を脳トレしながら、よりよい発声に結び付ける息づかいに戯れて欲しい。これまでの、実数エリアの肺呼吸ではなく、虚数エリアの腸呼吸が主役になるからね。」

【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
今回は、これまでの肺呼吸(実数呼吸)から腸呼吸(虚数呼吸)へ意識を切り替えます。中々、捕らえどころの無い呼吸形態なので、面食らう事の多い息づかいの形態です。
この漠然とした呼吸形態を具体化する為に、脳トレによる空洞のデジタル化

を試して見ませんか?例えば、息を吸い込む事で、断面が「○」の空洞から断面が「|」の真空密着に変わります。即ち、「0・1」のデジタル化が完成します。息づかいに、デジタル呼吸を設定して置くと、呼吸の簡素化に役立ちます。この設定では、吐く息は「○」、吸う息は「|」にデジタル符号化され、息の密閉度がイメージし易くなります。実際には「0・1」変換を、
1秒間に1000回オーダーで行う訳ですから、コンピューター仕様その物です。この高速変換の為のボイトレは難関の1つになります。

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