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【脳トレ・ボイトレ・シニアライフ】第31話

N♠「今、誰もが気軽に使っているパソコンは、ノート程の大きさにもかかわらず、人間の頭脳を超越しようとしている。このパソコンも初期には、真空管製の回路編成であったため、部屋を全て占領してしまった。この後、急速に半導体化が進み、集積回路のサイズはナノの領域となり、現在進行形の歩みで、量子コンピューターという量子レベルの限界最小レベルに到達している。電子(虚数)=息(虚数)の観点から、ボイトレ最小化の恩恵を実感してみて欲しい。」

B♡「難しくて良く分からないけど、発声の仕組みを少しでも小さくしてやれば、楽な発声に繋がりそうな気がしないでも無いわ。」

N♠「ボイトレの最初に取り組んで欲しいのは、声帯の中心点だ。然し、この小さな一点をリキミなく操作できるのは、余程のボイトレ達人だ。

そこで、胸部空洞円の反対側にある腹部の中心点だ。この腹式呼吸の小さな中心点を呼吸の出入口として徹底的にボイトレしてみよう。
この点は虚数ラインが交差する特異点なんだ。従って息(虚数)が往来して交わっている交差点呼吸をボイトレすると、息(虚数)の流れが理解出来る。声は様々な変化を見せ始めるぞ。」

B♡「声帯呼吸の代わりが、腹式呼吸なのよね。声帯中心を抜けた息(虚数)は頭部空洞で声の最終仕上げが完成する様に腹部中心を抜けた息(虚数)は、肛門内空洞で最終仕上げとなる訳ね。」

N♠「そうだよね。この最終仕上げの出入口となるのが声帯中心点であり、腹部中心点となるよね。
実はボイトレの最大効果を発揮するのが、小さな中心点の息づかい次第という事になる。ここでの息づかい効果を飛躍的に上げるのが、小さな中心点の更なるミニ化だ。脳みそをフル回転して中心点の最小化を目指してみよう。この点の収縮・膨張を最小化の中で自在にコントロール出来れば、Bincoは念願の90歳・カラオケAi採点90点は楽勝だぞ。」

B♡「そうは言っても、小さくするのに私の脳みそ付いて行けないのよ。何かコツは無いの?」

N♠「俺が時折、自分勝手にイメージするのは、絵画の遠近法・テコの支点・渦の中心点・砂時計・静電気の刺激・水素原子の模型・・・等だ。水面に落として波紋を起こす小石を砂粒にしてみるような発想遊びも、脳みそをかき回してくれるかもね。」

B♡「声を大きく出そうとするより、中心点を小さくした方が大きな声を出せそうな気がしてきたわ。おまけに、声の響きも増えるような気がするわ。カラオケで歌ってると、そういう事が潜んでいる感じがしないでも無いわ。」

N♠「そうだよね。響きの原点は限りなく小さい一点、否、0点だからね。小ささは0点が終点だから、ゼロのイメージを持っておくと、簡単に最小化をイメージ出来るかもね。」

【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】

数学的には0が最小単位だから、0に限りなく近づける操作は、分数化する事で容易に推察できます。ここで再確認しておきますが、息(虚数)は、筋肉(実数)膜で密閉されていなければ力を発揮できません。
この密閉膜内の空間を息(虚数)が出入りして声づくりを行う時、筋肉(実数)から仕掛けるより息(虚数)から仕掛ける方がリキミを排除出来ます。息(虚数)が主演を演じる必然性が不可欠なのです。ボイトレをする中で体感するのは、息(虚数)がヒーローとなって大活躍すると、脱力筋膜は激しい変動にさらされて腹筋・背筋は、かなり激しい圧着感を受ける事になります。
息(虚数)だけでは、密閉の終点0エリアを作り出す事は出来ません。虚数の0エリアを筋膜(実数)が占拠する事で完全真空が完成します。即ち、筋肉の完全脱力が大前提となる訳です。
この虚数0エリア(実数)へ息(虚数)が入り込むことで、実数と虚数の微小摩擦がおこり発声振動を誘発する事になります。虚数ボイスを完成するためには、虚数0エリア=真空エリア(実数)を頻繁に作り出す0近辺呼吸が絶対条件となります。0内の息(虚数)を吐き続けると、左右の密閉膜がくっ付いて実数1になる柔軟数学遊びで脳みそに刺激を!


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