【ボイトレ・脳トレ・シニアライフ】第39話
N♠「いよいよ今回からは、虚数一点呼吸を追求してみるぞ。Bincoの発声の響きは、もう一歩の所迄、迫っているから4月30日の90歳には、楽勝の雰囲気が出て来ているから楽しみだ。天地を貫く、たった一本の虚数軸が、正しく操作されると見事な響き(ビブラート)が生み出される仕組みはカラオケで体験してるよね。」
B♡「そうね、地の方行(6時の方向)へ働きかける吐く息(虚数)が素直に真下へ蜘蛛の糸の細さでトンネルを作ればいいのよね。この時どうしてもリキミが入って緩め切れないのよね。」
N♠「俺は複素数球体を貫く虚数軸を前提にボイトレを組み立てているので、図表の虚数軸を都合よく補助線を付け足してボイトレに活用しているんだ。図表に描かれた線は、息(虚数)の通り道と見なせるので、息の強弱で柔軟に線の延長・膨張・収縮・振動・・等は自由自在に活用出来るんだ。吐く息は主に、虚数軸を上下に活動するから腹部下部に優先的に働きかけるのが自然の成り行きだよね。柔軟な筋膜に突き当たっても息のパワーで身体外部に突き出しても構わないぞ。この時、身体外部に息が漏れる事は無い。その圧力の反作用は声帯へ間接的に伝わるので、発声を左右する息づかいになる訳だね。」
B♡「吐く息(虚数)は、一本の筋なので理解し易いけど、吸う息(虚数)のさばき方が今一なのよね。吸い込みを大きくしようとすると、どうしてもリキンでしまうわ。優しく多量の息を吸い込むやり方ってあるの?」
N♠「息(虚数)は、吐く時も吸う時も同時に脱力動作が連動するのが理想だよね。実際にはボイトレで根気よく慣れるしかない。俺の場合は、複素数球体の図表の中で、描かれた線以外は筋肉(実数)エリアと見なしている。図表の大部分を占めるエリアには意識を置かないで無視している。息(虚数)を吸い込めば円周の線が膨張して息(虚数)を貯め込むんだ。特に水平にある円周の線は、吸い込む量に応じて膨張するから虚数ラインだけにこだわって、吸い込めるので筋肉(実数)のリキミから解放されるよね。この円周が膨張するためには最大の筋肉ゆるめが必須となるのでボイトレによって慣れるしかないぞ。」
B♡「息を吸う時に、お腹が膨らむのは当然の結果なのね。息で膨らむふわっとした感じが中々慣れないのよね。どうしても、お腹のリキミが出しゃばって来るのよね。」
N♠「その感覚が、おぼろげに分かってくれば、しめたもんだね。筋肉エリアが最大限に緩められると、緩める事と息の吸い込みが連動するようになる。その先はとても楽な呼吸動作が筋肉のスキマを調整出来るようになるので音程のコントロールがスムースになるからね。」
【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
数学図表のメリットは、図表の明快さ・補助線の追加・基本図の柔軟化・・・等取り扱う人の柔軟思考で様々に活用できる包容力に満ちていま
す。息(虚数)の出入口は球の中心点です。この基本形の下で、虚数の振る舞いを活性化してやると、ボイトレの進化は確実に加速します。自分の身体内に図表を当てはめると、無駄な動作がシェイプアップされボイトレが、はかどります。例えば、吐く息は縦軸、吸う息は水平軸に役割分担が出来てしまいます。この状態は、吐く息(垂直軸)が1次元、吸う息が2次元(水平面)のパターンとなります。これを数値計算すると、1次元の長さrに対し、2次元はπ×r×rの面積となり、この差の意味を呼吸に対応させる事で、息(虚数)に働きかける力の配分が最適化されるのでボイトレのバックアップとなりますよ。
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