見出し画像

コロナ禍の幼稚園生活を終えて

こんにちは。
ライフコーチの秋山のりこです。

先日、我が家の長男の卒園式に出席してきました。

彼が入園したのは、2020年春です。

その年の年始前後に中国での正体不明の感染症が発覚し、
あっという間に日本でも感染者が出始めました。

見たこともないような勢いで日本中にウイルスが散っていっている。
有名人の感染、あっという間の死。
毎日感染者数と死者数を伝えるニュース。

もし子供が感染して、入院したら親でさえ子供に会うことはできなくなると聞きただ恐ろしかったのを覚えています。


4月の入園式は何とか執り行われたものの、
その翌日から休園になりました。

結局、彼は幼稚園が何なのか1日で理解することもなく、
それまでの自宅保育と同様自宅で過ごすことになりました。

結局再開されたのは6月になってから。

年中さんになってからも、夏休みが延長を重ね秋になってから再開したこともありました。


幼稚園行事はことごとく規模縮小・中止を余儀なくされました。

例年はあったという、バス遠足は幼稚園在園中一度もありませんでした。

発表会、運動会、参観日、夏祭り、来場できる家族も人数制限がありました。

お泊り保育もなくなり、給食は衝立越しで黙食。

お友達や先生の顔をまともに見ることのできないマスク生活の3年間。

子供たちはたくさん我慢をしいられた3年間でした。

保護者としても、本当だったらできたはずのアレコレを考えて、どうにもならない気持ちを抱えていました。


それでもコロナ禍という特殊な時期を、子どもたちは笑顔で元気に過ごしてくれたこと。

たくさんのお友達と毎日汗びっしょりになるまで遊べたこと。

多くの制限の中でも、たくさん工夫を凝らして幼稚園生活を見守ってくれた先生方と出会えたこと。

本当にたくさんのことを経験し、学び、力にしてスクスク大きくなりました。


幼稚園にお迎えに行くと、子どもたちは本当にいつも笑顔で楽しそうに隣の子たちとお話ししていて、保護者の顔を見つけた瞬間に本当に花が開くような満面の笑みで駆けてきました。


少し体を傾けて手をつないで登園していたのに、気づけばその必要もなくなり、繋いだ手に余裕ができるほど身長も伸びていました。

大きく、ブカブカだったスモックとブラウスは入園時に袖を詰めて短くしたのに、徐々にほどいて、今は少し寸足らず。


通常よりも我慢の多い3年間を笑顔で耐えた子どもたちは、きっと強く優しく逞しく新しい社会で生きていけるはず。

楽しかったね! 頑張ったね! 

これからもっと楽しいことがいっぱい待ってるよ!

これからの君に幸あれ!!

卒園おめでとう!!


いいなと思ったら応援しよう!