他の人と比べて自分はダメだ。そんな落ち込んだ時に聞きたいブッダの教え(ウパリ尊者)
ウパリ尊者は釈尊のお屋敷で真面目に戒律を護り、修行をしていました。
しかし、同じ時に仏門に入った阿難(アナン)や阿那律(アナリツ)が山奥深くで厳しい修行をしています。
自分だけがお屋敷で楽な修行をしている事が心苦しくなったウパリは自分も山奥で修行をさせてほしいとブッダにお願いされました。
ところがブッダは引き止められました。
その理由を尋ねるとブッダはこのように諭されました。
ウサギが森の中に入ってゆくとそこには大きな湖があり、大きな象が気持ちよさそうに水浴びをしていた。
ウサギも象のように水浴びがしたいとその湖に飛び込んだらどうなるだろう。
あまりの深さに溺れ死んでしまう。
丁度、阿難(アナン)と阿那律(アナリツ)は象であり、ウバリ、そなたはウサギのようなものである。
その人の力量、器によって、すべき修行も違うのだ。
ブッダの教えによって、ウパリはブッダのお屋敷で修行に励む仏弟子に自らが戒律を実行し、後輩に教えていかれました。
そして、後にウパリは十大弟子(優れた弟子)の中で持律第一と呼ばれ、経典結集の際は経、律の中で律を担当されるまでに至りました。
周りの人と比べて、自分はダメだ、あの様にならなければ、と焦りを感じたり、後ろめたさを感じることもありますが、そんな必要はないことを、ブッダは教えられています。
それは、一人ひとり、長所も短所も異なるからであり、1番は、どんな人にも大切な使命があるからです。
その使命は、決して、一部の人だけが持つものではなく、達成できるものでもありません。
どんな人にも、必ず達成できる、人生の目的があるからこそ、どんな人も尊いと、差別をされずに、教え導かれました。
ダメだな自分と、ついつい落ち込んでしまうことがありますが、そんな時は、ぜひ、ブッダの教えを学んで頂きたいと思います。
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