おうぎや暖簾

何某かを認めるなら、此処にしよう

おうぎや暖簾

何某かを認めるなら、此処にしよう

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一進三退

4月も終わりそうなこの頃。 今回の世を忍ぶ仮の姿で日夜過ごしている先も、世間様のカレンダーどおりな休日配置でありますれば、ゴールデンなウィークも目前といったところ。 折角だから何かしようと思いつつ、現状手元にはオーディオインターフェースとマイク、ポップガードとマイクスタンド、4TBのHDDがあるのみで、肝心要のPCは未だ郷里の家に置き去り。 ネカフェ生活が余儀のない行き当たりばったりな状態で、そんな中でも要請が入り次第、音声機材だけ持参して録音・編集ができる施設に行って〜、

    • 住食足りて安眠を知る

      草の者ゆえ根無し草、な忍者系VTuberを名乗るワタクシ、おうぎや暖簾 いよいよ名実共に根無し草になりつつあった、アドレスホッパーとネットカフェ難民の中間にあった生活も、一先ずは終わりを迎えた。 壁で仕切られることのない天井、共空間と化した天井で、寝息と、革張りのシートで作られた個室の床と触れる肌が身動ぎする度ガサゴソと奏でる物音が共用物となった世界。 カーテンという名の壁だけで仕切られた大部屋で過ごしていた入院生活を思い起こさせる3週間弱の生活。 それらが、ようやく思

      • 屋根のある暮らし

        初めての投稿から3週間と少々。 卒業シーズンの波も収まり、新生活に向けた緊張も高まる中、WBCで日本が沸き立った熱が瞬間的にそれらをかっさらっていきました昨今。いかがお過ごしでしょうか?おうぎや暖簾で御座います。 さて、突然ではありますが… バーチャル変化の術を解いた現実世界の私、現在人生初の「ネカフェ難民」という立場に限りなく近い生活を送っております。 「限りなく」というのは、住所不定までには至っておらず、ギリギリ「アドレスホッパー」という生活に近いのが正確なところ。

        • 倩、熟

          熟、口を開くも文を認めるも、冗長な自分である。 「簡潔丁寧」が理想であろう世の中で、何くれとなく呟くには字数の制限が多い彼方此方では筆も指も取らぬまま終わってしまう。 そんなことにも嫌気が差してくる頃合である故に、ここに多弁の捌け口でも作ろうかと思った次第。 冬の寒さで蕾のように窄まる口も、花が咲くように開き始めることではないかと、そう思いながら、そして願いながら床につこうとする。そんな弥生の駆け出しにしたのである。