見出し画像

一定時間無敵

 寒空が心地良い。

涼しい気候は、単純に生活として過ごしやすいのだが、自分にとってクリエイティビティを刺激してくれるのは「少し肌寒い」くらいが一番なのかも知れない。様々なノスタルジックなスイッチに働きかけるのは、やはり秋深まるこういった時期。

こうした「一定時間無敵」の時期に色々とことを進めてしまいたい。楽曲制作において、仕事としてひねり出すアイデアと、単純に内側から湧き出る初期衝動的アイデアには明確な差があり、どちらも大切で好きだが、後者のインスピレーションを感じる時期は、案外期間的レンジも狭く、とても貴重である。だからこそ、逆説的に "どうでもいい瞬間" も含めて一つひとつを大事にすることで、かえってハテナブロックに隠れたスターを取れる瞬間も自然と見えてくる構図。

こんな風に、今感じていることをできる限りの解像度で体内に取り込む一方、理屈化したくないといった二律背反な感情も同居するのが面白いところであり、過度なマインドフルネスがクリエイティビティを削ぐのも充分に承知したうえで今を楽しんでいる。

あれやこれや能書きをつけてデコレーションしなくて良い。インスピレーションが生まれたならば、極力ワンストップで思いのたけを発露していきたい。僕の場合は「認識ありき」でことを進めた方が効率良く良いものが作れるのを傾向上把握しているからこそ、それらを全体最適的にいったん受け止め、咀嚼とフィルターを整えたうえで、 "無敵の時間" を駆け抜ける。


 ちょうど良い自律をありがたく享受しながら、誠実にこれからも手を進めていきたい。

今日はこんなところで。

貴重な時間の中 読んでくれてありがとうございます。 「スキ(いいね)」は非会員ユーザーさんもできるので、 押してくれるとすごく励みになります。 そしてぜひ大阪に来た際は COPY HOUSE へ!🏡