COPY HOUSE
2022.03.26、テクノポップヴィジュアルユニット『COPY』が共同運営するWear & Gallery & Cafe Bar『COPY HOUSE』が、難波に晴れてオープンしました。
このお店は、COPY それぞれの思いがぎゅっと凝縮されたスペース。
cafe kissshot のオーナーであるミエと、excube のオーナーであるアオノが画策していた「ファッションやアートの集合知を然るべき場所にドロップしたい」という気持ち、そしてジグがセレクトしたウェアや、所縁のある人たちによるアイテムを実店舗に置くことで、目に触れる機会が大幅に増えるというメリット、そして僕自身も楽曲制作拠点の分散、カウンターに立つことによって、多くの人たちと交流したい気持ちなど、様々なそれぞれの思いをそれぞれがすくい取り、すべてを集めた場所である。
思えば、COPY を結成してまだ一年も経っていないのに、こうして大きな展開を迎えることができていることに、運命の動きを感じる。
ミエさんと二人で飲んでいる時、軽々しく「プラスチックスのコピーバンドを立ち上げ、それっぽい MV を一発作ってタイムラインを賑やかして終わろう」という元々の企画だったものが、あれよあれよという間に色んな人たちを巻き込んで、気づけばタレントショップよろしくお店まで出していることを考えると、自分ごとながら「どういう状況だ」と思わず苦笑してしまう。
しかし、突き詰めてみると皆やっぱりただただ「きっかけ」が欲しかったんだな、と思う。衣裳、映像、音楽など、COPY のMVを通し、"ゼロ" から "イチ" を作った時に見える景色が、メンバー皆にとって思いのほか絶景だったのだ。
今回は COPY というユニットが良いフィルターとなり、この活動において、それぞれがそれぞれの持つスキルと得意なことを採算度外視で遺憾なく注入したからこそ、それに呼応する周囲との熱量も相まって、お互いがうまく乗せ合ったうえでの現在なんだと思っている。
スペースの基調カラーである白は、自分たちが何者でもなく、またそれによって何者にでもなれる強みも含めた白。
これからどのように変化するのか、我々自身も読めないところを逆に楽しみに、関わってくれるみんなと共にCOPY HOUSEを育てていきたいと思っている。
なにとぞよろしくお願いします。