![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159787962/rectangle_large_type_2_04e621b921b32594a154b2107b261e96.jpeg?width=1200)
いい仕事は、壁から生まれる。
かつて、夫婦げんかがありました。
共有デスクに妻の書類が散らかって、ワークスペースの境界線が曖昧になり、領土を侵略されたことがあったのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1730189499-8MepumtryjfHYbS97dDWGPq1.jpg?width=1200)
あれをきっかけに「WORKERS'BOX」が誕生したのが2017年のこと。
「お片づけが苦手な人でも、書類を案件ごとにポイポイ放りこむだけであっという間に片づく箱があったらいいのにな」
そんな個人的な動機から開発され、実際に使い始めて「これはいいぞ」となって、実際に商品化したのでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1730189629-BbHcXz8JK0S5Y1ikEwUNqDZV.jpg?width=1200)
おかげで自分たちのデスクがすっきり片づき、書類のありかもはっきりして「書類を探す時間」がなくなって、仕事の効率もぐんと上がり。
それをいいことに書類や小物もまとめて入る幅広サイズの「WIDE」や、複数冊をまとめて自立できる「STAND」、名刺サイズの「MINI」などシリーズをどんどん拡大。
もはや「これがなくては仕事にならない箱」と呼べる存在になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1730190070-yQU34Z7DcJWzFRvq9l2XSsja.jpg?width=1200)
なのですが、ひとつだけ困ったことがありまして。それは「しまう場所がない」こと。
数冊程度であればデスクの上にでも立てかけておけばいいのですが、うちの仕事はすべてプロジェクト単位で「WORKERS'BOX」に格納されており、加えてプライベートな書類関連もどんどん増えていき。
仕方がないから棚を DIY して何とか間に合わせてたんですが、所詮は素人の DIY。2 x 4 の木材を床と天井に突っ張るだけでは耐荷重が弱く、書類がパンパンに詰まった重いボックスをたくさんは並べられない悩みがありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1730190121-UWpYtrmEoh5G9lC2kavNy3Kw.jpg?width=1200)
そんなとき、オーダー家具を手がける「inahono furniture」さんと知り合い、意気投合。
設計を依頼する形で「WORKERS'BOX」にぴったりサイズを合わせた壁一面収納棚の開発に乗り出しました。
実は2017年に「WORKERS'BOX」を発売して、比較的早い時期から「専用棚を作ろう」という動きがありました。ただ、どうもしっくり来なくて、その後はうやむやになっていました。
そんな経緯があったのち、今回ようやく完成したのが壁一面収納棚、名づけて「WORKERS'SPACE」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1730190635-soQ4IARjpH8cVNvLwWUSumay.jpg?width=1200)
商品名からも連想できるように、「WORKERS’BOX」にぴったりサイズを合わせて設計されており、同製品のコンセプトである「一冊に全部まとまる」を拡張した「壁一面に全部まとまる」を実現。
仕事の資料も、本も文具も、観葉植物も。自由にレイアウトを楽しめて、それらがすべて壁一面にすっきり収まります。
![](https://assets.st-note.com/img/1730190723-VryoXkPBlG4LajY1HNMqgiwW.jpg?width=1200)
特長のひとつとして挙げられるのが、奥行き30cmのスリムなカウンターが一体化しているところ。
「WORKERS'BOX」をぽいっと置いて広げられるのが地味に便利で、進行中のプロジェクトに関する書類を広げたり、時系列に並べた過去のアーカイブ資料をさくっと取り出して参照できます。
また、ちょっとした事務作業や工作、黒い天板を活かした物撮りができるなど、手狭なPCデスクを拡張する「もうひとつのワークスペース」としても活躍しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1730190881-V3fZ5nKhItqScwAgjpm6GB70.jpg?width=1200)
とにかく「ここにすべてがある壁」なので、今ではオフィスの中でも利用する機会の多いホットスポットに。言うなれば共有デスクならぬ「共有ウォール」ですね。
普段のせかせかしたデスクを離れて、資料を見ながらまったり仕事のヒントを探したり、何気ない立ち話からアイデアが生まれたり、コーヒーを飲みながら頭の中をほぐしたり。
デスクを一旦離れるからこそ、クリエイティビティが刺激される感覚があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1730191103-ylfY8F73ThNgAvIjCRedUBEW.jpg?width=1200)
さらによく使う文具や工具、ガジェット等を収納できる引き出しや、収納したものを隠せるドア、可動式のスライドワゴンといったオプションも充実させました。
すべては「全部ここにある」を徹底したかったからです。
![](https://assets.st-note.com/img/1730191182-VrnvOyTJDfwUMRChtYQWoPx3.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1730191206-Kk9qPAu5J4NdY8IhRo1jVzb6.jpg?width=1200)
今ではハイモジモジにとって、文字通り「大切なスペース」になっている「WORKERS' SPACE」。
構造や品質にもしっかりこだわって、わが社発の家具製品として大々的に売り出していくことになりました。
さっそく本日2024年10月29日(火)より予約販売を開始しましたので、よかったらサイトを覗いてみてください。
きっとこの先、何十年も価値と利益をもたらす「なくてはならない壁」になるはずですよ。
![](https://assets.st-note.com/img/1730191288-a2fQJISH3L4qUD6zBxrE9y05.jpg?width=1200)
「WORKERS' SPACE」のサイトはこちら
【松岡厚志 PROFILE】
ハイモジモジ代表。書類収納の決定版「WORKERS'BOX」ほか、思わず膝を打つアイデア・プロダクトを発信している。フリーライター、ネーム・デザイナー(ネーミングの専門家)、モノづくりするラジオ局「Quest FM」のDJ Atsushi、御茶の水美術専門学校非常勤講師(-2020)などの顔を持つ。著書に『じわじわくる文具』(玄光社刊)。
個人サイト >>> https://www.atsushi-matsuoka.com/
企業サイト >>> https://www.hi-mojimoji.com/
WORKERS'BOX >>> https://www.workers-box.com/
ネームデザイナー >>> https://www.name-designer.tokyo/
Twitter(X) >>> https://twitter.com/513MHz
Instagram >>> https://www.instagram.com/513mhz/
いいなと思ったら応援しよう!
![松岡 厚志 / HI MOJIMOJI](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82616322/profile_45398936d3c52c933485c0d3ec01b6bf.jpg?width=600&crop=1:1,smart)