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20本(!)も鍵を持ち歩く人に出会った話

先日、新商品のキーケースを展示会に出品していたら、ブースの前を通りがかった来場者の方がこんなことをおっしゃったんです。

「私、会社を経営してるんですけど、普段から鍵をめちゃくちゃたくさん持ち歩いてるんです。家の鍵、会社の鍵、クルマの鍵、もうぐっちゃぐちゃ。どうすればいいか、ちょうど困ってたんですよ」

その数、なんと20本!

普段あんまり鍵を持ってない方には「なんでそんなに持ってるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、現実にそういう方がいらっしゃるんです。

(写真はイメージです。もっともっと多かった)


まず、会社を経営しているという時点で一般の方とは鍵の数が異なります。

会社といっても事務所の鍵、支店の鍵、倉庫の鍵、お店の鍵など、いろいろありますしね。社用車をお持ちであれば、その鍵も加わります。

中には「鍵を持ちたくない」という理由で扉の鍵穴を無くして、暗号でロックできるタイプにしている方もおられますが、ともあれ経営者でなくとも組織の責任者の立場であれば、それだけ鍵の数も増えることになるんですよね。

それにしても、実際に見た「20本の鍵」はものすごくインパクトがありました。鍵も多いし、ついてるキーホルダーも鍵の数だけあるし、もはやどれがどの鍵なんだか、ご本人にもさっぱりなのではないでしょうか。




もともと「Quest FM」というチームを組んで、革で包めるキーケース「BYP 1」を発表した当初の狙いは「家の鍵とクルマの鍵を一緒に持ち歩きたい」という自分たちの望みを叶えるものでした。

そこから「鍵の数は人によって異なる」「たくさんお持ちの方もいる」「なんなら鍵以外のものも一緒に持ち歩きたいニーズもあるかもしれない」と、話がどんどんふくらんでいきました、

そうして様々なケース、様々なライフスタイルに対応できるように「自分でカスタムできる拡張性」を持たせることにしたのです。

キーケースでありながら、ただのキーケースではないものを目指して。



とはいえ、ですよ。まさか本当に「20本も鍵を持ち歩いている方」に現実に出会えるとは思いもしませんでした。

まるで「この方のために製品化したんじゃないか」と錯覚してしまうくらい、モデルケース以上にモデルケースな方が現実に現れて、ちょっとびっくりしました。

こんなことってあるんですね。




ちなみにこの方、クラウドファンディングを実施している「BYP 1」のサイトをその場で開いて購入してくださることになったのですが、カラーを「ブラック」と「メープル」のどちらにするのか決めかねて、こんなこともおっしゃってました。

「ブラックを会社用に、メープルを家用にしようかな」

なるほど、用途によってカラーを使い分けると。

大人びたシックな色合いのブラックと、洋服やバッグなどとコーディネートを楽しめるメープル。

究極的には好みの問題ですので、どちらの色を選んでいただいても構わないのですが、まさかおひとりで2色を使い分けるという発想はなかったです。

サイズは2つ、カラーも2つ、計4種類


なんだか作り手である私たち自身の手を離れて、ユーザーに使い方を教わったような、とても不思議な感覚でした。

こんなことってあるんですね。


Quest FM の第1弾商品「BYP 1」、Makuakeにて引き続きクラウドファンディング実施中です。たくさんの応援購入ありがとうございます。

「ブラック」または「メープル」の選択は「応援購入する」のボタンを押していただいたあとに可能になります。まずはご希望のサイズやセット(標準 or フル)を選んでいただけたらと思います。

4月10日の期日まで、まだ少し時間がありますので、どちらのカラーがいいかぜひ悩んでみてください。迷ったら「両方とも」というパターンもアリです。

それでは皆さま、良き選択を。


【松岡厚志 PROFILE】

ハイモジモジ代表。書類収納の決定版「WORKERS'BOX」ほか、思わず膝を打つアイデア・プロダクトを発信している。フリーライター、ネーム・デザイナー(ネーミングの専門家)、モノづくりするラジオ局「Quest FM」のDJ Atsushi、御茶の水美術専門学校非常勤講師(-2020)などの顔を持つ。

Web Site >>> https://www.atsushi-matsuoka.com/
Twitter >>> https://twitter.com/513MHz
Company >>> https://www.hi-mojimoji.com/
Name Designer >>> https://www.name-designer.tokyo/
Quest FM >>> https://quest-fm.com/

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松岡 厚志 / HI MOJIMOJI
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