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【写真日記】クルックフィールズおひとりさま滞在記

Bonjour, みろにーです。

最近どうもダラダラと何かをやってしまっており、なんとなく疲れが溜まっていたようで。
昨日は久しぶりにしっかり緊張して挑む事柄が発生し、ストレッチがかかるのってやっぱり気持ちいいなと感じた一方で、ゆるゆるとごく僅かな負荷をかけ続けるのも地味に疲れるんだなと改めて気づきました。

というわけで、どこかへふらりと出かけて素敵な空間に浸り、美味しいものを食べる時間に充てることに。

海外へ行くのはいささか疲れてしまう気がするし、どこへ行こうかなと考えた結果、都内から日帰りで行ける千葉県は木更津市にあるクルックフィールズへ行くことにしました。

実は前から、地中図書館に行ってみたかったのよね。

地中図書館は事前予約制なので、前日にしっかり予約しました。
当日予約もできなくはないみたいだけれど、一番のメインコンテンツ(私にとって)に行けなかったら意味がないのでね・・・。

計画では朝イチから移動してお昼ご飯を現地でいただこうと思っていたのだけれど、変な時間に寝てしまったゆえ二度寝の結果、朝起きられず。
連休初日の渋滞もあって、現地への到着は13時すぎになってしまった。

この施設は17時までしか営業しておらず、かつ高速バスで都内へ戻るいい感じのタイムリミットは16時半。
滞在時間は思ったより少なくなってしまったけれど、なかなかに楽しめました。

何が良かったかって、スマホの電波が入らなかったこと。
図らずしてデジタルデトックスをする良いきっかけになりました。

写真はカメラで撮るので、今日半日ほどはスマホの存在を忘れらたの。これが本当に良くて。
「感じる」ことだけにひたすらフォーカスするってことが、スマホを持っているとどうしても難しいですよね。つい通知やらSNSやらを見てしまう。

話を戻して、クルックフィールズ潜入へ。
「農と食、アートと自然」をコンセプトにしたこの空間には宿泊施設やBBQスペースもあり、本来は家族や仲間と共に泊まりでゆっくりと過ごすことを想定しているのだろうと思います。

今回私はひとりで日帰りだったので、正直本来の魅力を堪能しきれていないかもしれません。
でも、デジタルデトックスをしながら程よい自然とアートに触れ、よいリフレッシュにはなりました。

場内のアート作品たち

ではまずは、アート作品から。

クルックフィールズの看板となっていると言っても過言ではない、草間彌生の作品。
「新たなる空間への道標」

緑豊かな環境と秋空の青、作品の赤のコントラストが映えますね。

草間彌生の作品は、このほかにもいくつかあって・・・。
うち一つは予約(無料)が必要だったので、インフォメーションで予約してから行きました。

「無限の鏡の間- 心の中の幻」 / 草間彌生

鏡張りの空間にいくつものカラフルな照明。
1分を目安に鑑賞してくださいと言われたけれど、作品内はなかなかに暑くて残念ながらすぐに退散しました。

続いて、増田セバスチャンの「ぽっかりあいた穴の秘密」。

外観はこんな感じ
中に入ると、クリスマスのオーナメントが一面に
空を見上げる感じがなかなか良い

そして、こちらはオラファー・エリアソン。

「Mirror my orgasmic journey in me」 外観 / オラファー・エリアソン

有料展示なので、外観の写真だけにとどめておきますが、ころんとしたフォルムになんとも心惹かれます。
この作品は常設ではないのかな?公式サイトによると、4月18日より公開開始されたようです。

このほかにもいくつものアート作品が場内に点在しており、散策しながらアート鑑賞を楽しむことができました。

農を感じる

ちょうどクルックフィールズに到着したタイミングで、運よく「ふれあい体験」なるものが開催されていたので、覗いてみることに。

羊さんとヤギさん。餌やり体験がありました

羊や山羊には、胃袋が4つあるらしいです。(象やキリンと同様)
草食動物である彼らは、草の硬い繊維を消化するために咀嚼して飲み込んでは吐き出し、再度咀嚼して飲み込んでは吐き出し・・・を繰り返してゆっくり消化していくそう。

なんとも効率の悪い身体のつくりだな〜と思いますが、私も胃袋は4つ欲しいです。吐き戻しはしたくないけれど。

一匹だけ、餌には見向きもしなかった輩もいた。そういうの、好きよ

そして、水牛さん。

目線いただきました〜!

どうやら水牛は日本には70頭ほどしかいないようで、そのうちの30頭ほどがクルックフィールズで飼育されているようです。
自分達でお世話しているからこそ、朝作りたての水牛のモッツァレラを作ることができるそうで。

施設内にあるダイニングでは、作りたてのモッツァレラを使ったピザやパスタが食べられます(私は時間が絶妙すぎて食べられなかった)。
お土産やさんでも購入できるため、もちろん買って帰りましたよ。

驚くべきは、モッツァレラが常温で置いてあるということ!
本場である南イタリアはパエストゥム近郊のチーズ工房では、モッツァレラは冷蔵庫に入れないのが定石なんだとか。
う〜む、本場にも訪れて現地で食べてみたい・・・。

とはいえ、日本でも常温で朝に作りたての水牛モッツァレラが食べられるなんてとても珍しいし、贅沢なことには変わりありません。
おうちに帰って、すぐさま美味しくいただきました。

敷地内に野菜畑やビニールハウスも点在しており、所々で循環に関する豆知識を勉強することもできます。

このビニールハウスとトラックはおそらく展示用。使われていなかった

こういうのを見ると、地元の景色を思い出しますね。
なぜわざわざ東京にいるときに木更津まで行ってこの風景を見ているのか、自分でもいささか疑問を感じます。
しかし、それもまた一興ということにしておきましょう。

タイミングが合えば、収穫体験もできるみたい

滞在しているご家族のなかには虫取り網を持った子供や植物の観察に熱心になっている子供もおり、都会に住んでたら虫取りでさえも非日常のコンテンツになるのだな〜と新鮮な感覚でした。

食の体験

今回の滞在で思うようにいかなかったのは、「食」。
時間が微妙だったことと、家族連れや宿泊客がメインということを想定していなかった。

どうやらここは猪や鹿を推しているようで、シャルキュトリーには猪や鹿を使ったハムやソーセージ、パテがずらり。
パテアンクルートなんかもとっても美味しそうだったのだけれど、なんとワインがグラス単位で売っていない!

ボトルでは販売しているんだけど、流石に一人でそんなに飲めないので断念・・・。
りんごのスパークリングジュースと、猪のスコッチエッグにしました。

テラス席でゆったり飲食できる点は最高

日陰になっているテラスで風を感じつつ、緑を見ながら食事できるロケーションは最高・・・!
叶うことならば、ここでワイン飲みながらゆったりシャルキュトリーとチーズをつまみたかった。

猪肉、どんなもんかと思っていたけれど、大量のハーブが練り込まれているので全く臭みがなく。
ハーブの爽やかさがたったあとに肉の深みと旨味が押し寄せてくる感じで、美味しく食べられました。

トリは、メインの図書館

さて、最後は楽しみにしていた地中図書館。

こちらは建築家の中村拓志さんが設計したもので、以前から気になっていた建物のひとつです。

光の入りかたと影の落ちかたが絶妙

事前に予約しないと中には入れないので、注意しましょうね。

図書館の奥ばったところにあるスペース
上を見上げると、まるで宇宙のような光景

そんなに大きい図書館ではないので、ざっと見るだけならば2〜3分で終わります。

この陰翳の感じがほんとうに好みなのよね

座席から見た景色はこんな感じ。

こんな空間ならば、ずっと篭っていられる

営業時間は17時までですが、宿泊者は17時以降も滞在できるよう。
日が落ちたときにどんな表情に変わるのかも、気になるところです。

まとめ

クルックフィールズおひとりさま滞在記、いかがでしたでしょうか。

行ってみたかった場所にようやく訪れることができ、大変満足な1日でした。
次にまた一人で行くかと言われたら正直考えてしまいますが、仲間と一緒に宿泊前提で訪れるのであれば全然ありだな〜と思います。

都会の喧騒を離れてゆったり自然とアートに触れるならば、まずまず良い空間なのではないでしょうか。

心の癒しのためには、やはり素敵な空間と美味しい食事、適度な旅が必要だと再確認できた三連休の初日でした。

スクールバスを見ると、京都のカフェを思い出す

それでは、また。

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