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帰国して1週間と少し。最近感じていること

Bonjour, みろにーです。

日本に一時帰国して1週間と少しが経ちました。
時間の流れは本当にあっという間で。

早く確定申告を終えなければいけないのに、何も手をつけられずにただ時間だけがすぎてゆきます。
誰か代わりにやって。おねがい。

さて、日本に帰ってきて、毎日のほんの些細なことに気づきと感動を覚える日々を過ごしています。

たとえば、

朝顔を洗ったときに肌が乾燥しないこと
(水質を気にせずにバシャバシャ洗える。洗った後の肌のもっちり感、久しぶりに感じたの)

お風呂に好きなだけゆっくり浸かれること
(フランスの家にも浴槽はあったけれど、やはり水質の問題で水に触れれば触れるほど肌によくないしガサガサのガチガチになるから、気持ちよく入れなかった)

なんてことない普通のお米が普通に美味しいこと
(日本の普通の基準はこんなにレベルが高かったのね!って改めて気づいた)

あれほど「ごみごみしていて疲れるから次に住むのは東京以外の地域だな」と思っていたのに、いざ帰ってきたらその"混沌さ"も含めて東京が好きだと気づいたこと

和食が好きだと言っていたけれど、それ以上に日本の外食業界や食文化そのものが好きなんだと気づいたこと

などなど。

それにもかかわらず、帰国してから3回しか外食していない自分がいる。
(もっと外食三昧になると思っていたので)
でも、"足るを知る"とはこういうことなのかもしれない。

今食べたいと思うものは、なんてことのない日本の食材なのです。

日本のお米に、納豆や豆腐やお揚げさん(大豆製品が好き)。
季節のものでいえば、ニラやかぶ、菜の花、山菜の類。
もう少ししたら筍も出回ってくるよね……。

いつでも新鮮で美味しい肉や魚が手に入ることのありがたさ。食が豊かな国に生まれてよかった。
事実、納豆ご飯が食べられるだけでこれ以上ない幸福感を得られています。

フランスで食べるアスパラも恋しいけれど、今は日本の食材をめいいっぱい楽しみたい。
しかも今は、一人で、しっぽり、じっくりと。

日本と比べてフランスの方が〜〜とか、フランスよりも日本の方が〜〜とか、
比較することは確かに多いのだけれど。

普通に日本人として生まれて、こんなにも便利で豊かな日常を過ごすことができていて。
いろんなニュースがあれど、子どもが一人で電車やバスに乗って通学できる安全な環境があって。
それなのに、住まなければいけない理由(その土地に恋人が住んでいるとか勤務しなければいけないとか)もないのにわざわざ海外に住む必要があるのか?と疑問に感じていました。

「生活をしていくのは、やっぱり日本がいいなぁ」というのが私の本音。

海外生活への憧れとかそういうのも無くなったし(実際に住んでみたから)、食のプライオリティが高い私にとっては日本が最高すぎる……。

あとはやっぱり、自分が好きなファッションを心から楽しめる場所であることも大きい要因のひとつ。

なんだかんだで、東京はオシャレな人が集まっている街だと思う。

(一旦ここではLyonはおいておいて)
Parisに対して「全てがおしゃれ」だと感じている人が多いと思うんだけれど。
もちろんおしゃれであることに間違いはないんだけどね。建物は美しいし、街並みも整備されているし。
ファッション業界の方々が集まってくる場所でもあるので、おしゃれな人が集まる場所ではあると思う。

でも、生粋のパリジャンやパリジェンヌの割合といったらどうなんだろう。
稼いでいる人はそれなりの身なりをしているかもしれないが、そうでない人も多いのが実情だと思う。(本当のところは知りません。あくまで所感)

それに比べて、良いか悪いかはおいておいて、日本はプチプラでもおしゃれを楽しんでいる人が多いように思う(楽しんでいるのか、流行に遅れないようにしなきゃと不要に何かに迫られているのかは知らない)。

少なくとも私は、おしゃれして出かけられる場所があること、少し散歩をするだけでも「何を着ようかな〜」とワクワクしながら考えられる環境にあることに幸せを感じています。
(おしゃれをすることによってスリに目をつけられやすくなることがないから、安心して好きなものを好きなだけ身につけられる)

まあ、やっぱりParisに行くとテンションが上がるし、目に入る景色全てを写真に収めたいと思うんだけどね。
それでも「日本が持つ独特の美しさにももう少し目を向けてみたいな」と思えた点が、少し私が成長した部分なのかもしれません。

と、つらつらと書き連ねましたが、最近はそんなことを感じながら生きています。

一時帰国のつもりだったけれど、やっぱり拠点は日本において生活しつつ、好きな時にフランスなり他の国なりに行けるようなライフスタイルを送りたいな〜とも。

「海外の人と働いてみたい」という願望も、実は意外と叶っているというのも理由のひとつ。

日本語教師を始めたことにより、つたないながらに英語やフランス語を使ってやりとりをする相手ができ、日本の文化や魅力を伝えることもできている現状。

それならば、日本にいながらにして語学力をもう少し基礎レベルまで持ち上げて、日本に来たいと思ってくれている人たちに貢献できるような仕事ができたらいいな〜と。

そして何より、日本の飲食業界にもやっぱり少しは貢献したい。
どういう形で関われるのかはまだまだ見えないけれど。

大好きだと思える環境にいて、大好きな環境を作ってくれている人たちを敬い何か力になれるような存在になりたい。
そういうサイクルを自分の中でつくっていけるようになりたいなーと思っています。

自分に必要なものを知って、すこしは断捨離することができたのかな。

自分時間はやっぱり大事なので、これまでよりかは人と会うことも外食することもめっきり減っていきそうですが。

無駄な時間とお金を消費するのではなく、"大事な時間"と"あえての無駄"をじっくりと味わっていける人たちと、それが叶う場所を大切にしていきたいなと。
コロナ禍以上に、そう思うようになりました。

日々感じることはころころと変わっていくので、数日後にはまた考えが変わっているかもしれません。笑
一旦、今感じている私のリアルを書き留めておこうと思って久しぶりにnoteを更新しました。

実は今年に入ってから、日本に帰る直前ということもあって、色々と思い悩んだりメンタルが病んでいたりしたのですが、一旦は気持ちに整理がついた感じです。
相談に乗ってくれていた友人たち、ありがとう。

学生ビザはワーホリビザと違って年齢制限がないので、ひとまずは自分の心の赴くままに過ごしてみたいと思います。
またふらっとフランスに住みたいと思うときが来るかもしれないし、それが違う国になるかもしれない。

6月にまたフランスに行くこと自体は変えないけれど、今の気持ち的には学生ビザではなく観光ビザでの訪問になりそうです。
学生ビザに関しての相談に乗ってくれていたフランス在住の友人たちにも、心から感謝を。(読んでくれているか分からないけれど)
またフランスで再会できる日を楽しみにしています。

ということで、6月にフランスへ行くまでは、まだまだしっかりと日本での生活を堪能しようと思います。

それでは、また。

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みろにー
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