根のある暮らしとゆるやかな分岐点
ご先祖たちが約400年かけて繋いできたこの場所に、不思議な縁あって住むことになり約1年が過ぎました。
小さいけど豊かな自然が織りなす様と四季の移ろいを、日々の喧噪で忘れてしまわぬように、2020年は必死で噛みしめて過ごしてきた気がします。
そして自分の中にも、驚くほどに色んな感覚や感性が備わっていることにも度々はっとさせられるのでした。
住まい・家にはシェルターとしての役割があり、建物を通して自然を取り入れ、暮らす上で厳しい自然はシャットアウトする機能があるそうです。
これほどにも季節によってお日様が顔を出す時間の変化や雨上がりを知らせる鳥たちの声、そしてその変化に合わせて暮らし方も変化させていくことを意識した1年はありません。
今年は世の中の様変わりも激しい1年でもありました。
その度に自分も大きくブレながらも、最後にはしっかり自分の軸に戻ることができたのは、この根のある暮らしがあったからだなと強く思うのです。
気付くと誰かが作った価値観の中で生きてしまうことってよくあると思います。
自分軸はどこにあるのか、自分は何を大切に守っていきたいのかとても問われた一年でした。
からだとこころが整うと、自分の中にあるセンサーが驚くほどにしっかり働いてくれます。
ときに感情の揺れだったり、体の不調であったり反応は様々ですが、そのセンサーの揺れを敏感にキャッチできてくると、自分との対話も生まれ、本当に自分にとって大切なものや必要なもの、逆に手放しても平気なものが見えてくる気がしています。
とっても大切なことです。
私にとっても、誰にとっても。
そしてこれからこんなことがとてつもなく大切になってくるのだと予感しています。
今年はたくさんのことがあり、時に落ち込むことありましたが、
農を始め、食を深め、知を広げ、そして自分のこれからを大きく左右するホンモノの人たちに出会うことができ、感謝が尽きません^^
ゆるやかに、でも大きな曲線を描きながら確実に分岐しているのを感じます。
来年はより具体的なアクションを実行していく年になっていくのだろうと思います。
3月にnoteに綴り始め、ぽつりぽつりとマイペースに続けられました。
読んでくださり、ありがとうございました^^
また来年もどうぞよろしくお願いいたします!