鵞口瘡(がこうそう)について③治療編
※記事の内容については、
個人の体験談としての取り扱いをよろしくお願いいたします。
翌日、小児科を受診し
「うん、そう(鵞口瘡)だね。お薬出しときまーす。」
とまたたく間に診察が終わり、ものすごい数のチューブ状の塗り薬が処方されました。
鵞口瘡(がこうそう)というのは、
乳幼児の口の粘膜にできるカビ感染症です。
娘の場合は、私の胸のカンジダ菌から感染した可能性が考えられました。
カンジダ菌は、普段から身のまわりに存在している常在菌であるものの、
私の胸は授乳当初から傷ができ、痛みに耐えかねる時は乳頭保護器を使っていたこと、
また、産後の睡眠不足や不規則な生活による免疫力の低下という複数の要因から感染しやすい状況にありました。
(左胸のしつこい飛び火菌についても同様。)
もう少し踏み込むと、
子どもの鵞口瘡は免疫力の向上によって次第に治癒するため、必ずしも治療が必要なものではありません。
しかしながら、授乳に伴う感染の場合は母子共に対処しなければ、菌を互いに移し合うことになるため治療が必要になります。
娘の塗り薬は、口に含ませ行き渡らせた後、
授乳するタイプのものでした。
私も女医がいる皮膚科の予約を取り、
患部の塗り薬を処方してもらいました。
そして、助産院の先生の見込みどおり、
私の胸の傷は日を追うごとにみるみるうちに消えていきました。
2ヶ月間一人きりで悩み続けていたことが馬鹿ばかしく思え、また少し涙をシャワーで流しました。
さあ、ここから私たちの授乳ライフの
新しいスタートだー
そう顔を上げたのもつかの間、
そこには両手離しで喜べない現実が待ちうけていたのでしたー
心の声》
あぁー母乳育児はたいへんだあ!!