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「サカモトデイズ」初見感想アニメep1-3
「人を殺してきた分、人を助ける人生にするの」
人殺しという重罪からは生涯逃れられないけど、どんな人でも変わろうと努力する気持ちは尊重したい。
今回は、楽しみにしていたアニメの初見感想を思いのままお話しします。
本作(SAKAMOTODAYS?坂本デイズ?サカモトデイズ?)は、友達に勧められて気になっていたのですが、ちょうどアニメ化が発表された時期だったので、せっかくなら初見でアニメを楽しむことにしました。
主題歌が大好きな「Vaundy」が歌っていることもあり、完成度にも期待大!
あらすじ
伝説の殺し屋と呼ばれた坂本太郎が恋をきっかけに引退、結婚を経て太ってしまった。
しかし腕前は健在で、命を狙われる危険な日々から嫁と娘との平和な日常を守るバトルコメディ。
はじめにキャラのビジュアルを見た後にアニメを観て、主人公って金髪の方じゃないんだ......とびっくり。笑
ちなみに、現在3話まで配信されているNetflixにて視聴。
まず、率直に思ったのは
銀魂に似てる......!
気になって調べてみると、連載当時から同じように感じている方が多くいたみたいですね。
倫理観がぶっとんだ重い境遇を抱えるキャラたちが、明るい世界観によって気軽に楽しめるような作品が個人的には好きです。
坂本は口数の少ないのんびりしたオッチャンかと思いきや、さりげない仕草から只者ではない俊敏かつ的確な動きを見せ、バトルシーンは瞬く間に相手を倒していました。
「坂本商店」を経営していることから、商品を武器にする場面も斬新でしたし、ゴムで飴玉を飛ばすと銃弾のような威力を放ち、本物の銃弾を割り箸でキャッチするなど、桁違いな坂本の腕前がうかがえます。
原作では、特にアクションシーンに力を入れていると話題らしいので、今後のアニメでの動きにも注目したいと思います。
キャラクターに関してはまだ深掘り不足なのでなんともいえませんが、現時点で南雲(なぐも)が味方なのか敵なのかは気になるところ。
あとは、坂本商店の仲間入りしたシンが人の心を読める能力を手に入れた理由もいずれ明かされていくのかな。
一番グッときたシーンは、坂本が人殺しをやめたきっかけのエピソード。
シンも思わず涙を流していましたね。
守りたい存在のために足を洗い、守りたい日常のために人を殺さず闘う主人公、ジャンプらしくて良い。元最強の殺し屋が一目惚れした嫁には「離婚」の文字を突きつけられると頭が上がらないベタ惚れの様子がかわいい。
現実的に考えると、坂本の犯してきた悪事は許されることではないし、殺された側の家族だったりとか視点を変えてみると、坂本が幸せな日常を過ごすことが許せない人間が絶えなくても何ら不思議ではない。
ただ、たぶんこの作品はそういったリアリティに重きを置いていないと思うので、深く考えずに楽しみたいし、楽しめるところが魅力(ほとんどの漫画にいえることだが)。
太った坂本がスラムダンクの安西先生に似ていたり、坂本商店の仲間になったルーが銀魂の神楽に似ていたり、全体的に万事屋感が否めないとは思いつつ、結構楽しめたから観続けようと思う。
この作品ならではの唯一の魅力、はまだ発見できなかったので、そこは今後に期待。
色々好き勝手に言いましたが、めちゃくちゃ好きなタイプの作品です。
ちなみに、以前銀魂の作者である空知先生がジャンプフェスタで読まれた手紙で「SAKATA DAYS」と言っていたのが今になってジワジワきてる。
そういう意味だったのか......