【50代の大学生日記 第21話】1年間の学習まとめ(はじめての留年?)
今日、冬学期の期末試験の結果が返ってきて、1年目の成績が確定しましたので、この1年の学習をふり返ってみたいと思います。来年度通信制大学に入学される方に「ああこんな考え方もあるんだぁ」と参考にしていただければうれしいです。
去年の1月末に早期希望退職で30年以上勤めた会社を退職し、発作的に(?)4月から通信制芸術大学の文芸コースへ入学した私ですが、すでに1度大学を卒業しているので、昔でいうところの「一般教養」の単位が認定されると、改めて取り直す必要がなく、3年生編入で専門科目62単位を取得すれば卒業できるという扱いで入学しました。じゃあ頑張って2年で卒業しようか、いやせっかく勉強できる機会なのに慌てて卒業するのはもったいないんとちゃうやろか・・・と悩みながら入学式後のガイダンスへ出席したのですが、私はその場で「2年で卒業するのはもったいない。3年計画にしよう!」と即決しました。
というのも、2年で卒業しようとすると入学早々から卒業研究に向けて創作や研究に取り掛かる授業があり、その単位が取れないと4年生に進級できないのです。まあ2年で卒業するという強い意志があれば難しいことではないのですが、「工学部機械工学科」を卒業して30年以上エンジニアをしていた50代後半のおっさんが、昔取った数学や物理学や化学の単位を認定してもらっても、全然芸術の基礎ができてないし、それでいきなり卒業研究っていうのもなぁ・・・ 単位を取る必要がない科目でも基礎から勉強したほうがあとあと楽しそうだな・・・ということで、まず1年目は失業保険をたんまりもらえるので、ムリに働かずにできるだけ単位を取って、2年目と3年目は卒業研究にしっかりと取り組むことにしました。
結果、私の1年目は31科目50単位をゲット!! 落単なし! あとは2年かけて残っている必修科目と卒業研究の単位だけ取れたら卒業できるところまでこぎつけました。我ながらスゴいやん。ぜったい機械工学科のときの1年目より多く単位取ってるわ。と思い、機械工学科のときの成績表(芸術大学入学にあたり提出するために取り寄せて、「え~、オレこんなに成績悪かったんか~」とショックを受けたやつ)と比べてみると・・・
驚いたことに、サークル活動とアルバイト中心の生活をしていた機械工学科1年生のときも私は50と1/3単位ゲットしており、体育実技4/3単位の分だけ今年度より多くの単位を取ってました。しかし問題はその中身で・・・
機械工学科のときの1年目はA(優)が4個、4年トータルのA(優)は19個(当時はS(秀)はなかった)しかなく、私は典型的な「可山優三」(C(可)は山のようにあり、A(優)は3個しかない学生)だったのですが、今年度は31科目中SとAが計24個!!! Aの数に関しては今年だけで機械工学科の4年間トータルを超えてしまいました。なんだオレも息子と同じで「やればできる子」だったんだ(笑) 無事卒業できたら「工学士」の肩書を捨てて「芸術学士」を名乗ることにしよう。
でも、私は来年も3年生。生まれて初めての「留年」です。計画的留年とはいえ複雑な気持ちだなぁ(笑) ではまた。
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