「文語表現化する」という仕様
文字起こしの仕事を探していて、インタビューの音声を「文語表現化する」という仕様を見掛けた。
文語というと、古文で習ったあれ? そんな需要あるのか…。
気になったので詳細を見にいったら、どうやら「書き言葉」にしてほしいみたいだった。
文語とは、うちの広辞苑にはこう書かれている。
私は文語表現というと真っ先に②が思い浮かんだけど、「書きことば」が最初に出ているので、この募集の表現は間違ってはいない。私の認識が古いってことだ。
要は、くだけた口調を直すという意味で使っているのだろう。
確かに、口語が話し言葉を表しているのなら、その対義語は何なんだろう。
やっぱり「文語」? 分かんないな。
しかし、久しぶりに広辞苑を引っ張り出して眺めていたんだけど、なんて過不足ない、簡潔な、美しい表現だろう。
ここのところAI起こしのでたらめなテキストに翻弄されていた(そして怒っていた)から心に染みる。拡大眼鏡かけないともう読めないけど…。
で、辞書といえば『舟を編む』だ。
あれは、小説、漫画、アニメと、どれも素晴らしい出来だった。
アマプラでアニメが現在見られなくなっているのが、残念。
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